どのメンバーが言っていたかは忘れましたが、 かつて「俺達は常にへヴィにストレートに進化している」と言っていたのを覚えています。その言葉どおりな1枚。 当然ながらデビュー当時のネオクラシカルなサウンドとは異なるので、 あの時期と今のCOBを区別して聴ける人には分かってもらえる作品だと思います。 僕はIf You Want Peace...Prepare For Warにハマって、暫く聴き込んでました。
「サウンドは期待外れなとこもあるけど、曲はカッコいい」……これって、自分がCradle Of Filthの『Thornography』聴いて思ったことと同じようなものじゃないでしょうか。だとしたら、「このアーティストはこういう音じゃなきゃ嫌だ」という人でない限り、受け入れられると思います。アメリカナイズとかモダンヘヴィネス化とか言う以前にクオリティは高いですから。 この後にメロディック路線への復帰を望むのであれば、単なる回帰ではなくて「ヘヴィネス路線を経ての進化」を期待したいところです。