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THE WRECK-AGE (????年)
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THE WRECK-AGE
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解説 - THE WRECK-AGE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Ranzzy ★★ (2005-07-04 03:10:00)

コアなTYGERS OF PAN TANGファンや、NWOBHMファンにこのアルバムがいいって言ったら怒られそうなポップなアルバム。TYGERS OF PAN TANGじゃないと思って聞いたほうがいいかも。当時(80年代中ごろ)のイギリスのハードロックバンドって、TOKYO BLADE除いてみんなポップで、かつ、みんな成功しなかったけど、そんななかの1枚。ちょっとキーボードがうるさいけど、WOMAN IN CAGESとか、タイトルトラックとか結構かっこいい。でもまあ、探し出して買うほどのアルバムでもないけど。



2. KAWACHI ★★ (2007-01-26 14:31:00)

スミマセン、探して買いました。というのも、ずっと以前にSONY MUSIC TVでこの頃のTOPのライヴを観て、タイトル曲と「DESERT OF NO LOVE」がいい曲だな~と思ってたので。確かにポップではあるけど、Ranzzyさんのおっしゃる通り別のバンドですね。でも、ジョン・サイクスに頼っていた頃に比べると楽曲で勝負しようという姿勢が好感度大です。「SPELLBOUND」という名盤を出した後に一気に魅力を失ったTOPの姿を捨てて生まれ変わろうとしたんでしょうね。あの当時の魅力≒ジョン・サイクスみたいなものだったことを考えると、マイケル・シェンカーを失った後のUFOとダブるものがあります。



3. 失恋船長 ★★★ (2022-02-11 14:15:29)

かつて短期間ではあるがジョン・サイクスが在籍していたことでライトリスナーから注目を浴びたバンド。特にサイクスがWHITESNAKEで成功したあとは、逆輸入状態でこのバンドも再注目を浴びた。しかし、ジョンがいた期間はNWOBHM最盛期、その時期に作られたアルバムがいかにもNWOBHM的な魅力に富んでおり、その立役者がジョンと言われた分けですが、実際、ジョンはバンドに発言権はなくイニシアチブをとれるような立場ではなかった。ましてや、加入直前まで活動していたSTREETFIGHTERではヴォーカル兼ギターで活躍、THIN LIZZY丸出しのローカルバンドで、フィルにソックリな歌い方でリジー節を炸裂していた男、TYGERS OF PAN TANGではゲイリー・ムーア直系のプレイを披露、確かにスピーディーなソロワークには目を見張るが、個性に乏しくギターヒーローとしてはこれからの有望株だったでしょう。
このバンドの首謀者はギターのロブ・ウィアーであり、主導権は彼の手にあった。ジョンは助っ人でありメインソングライターではありません。WHITESNAKEで売れたが為に、再評価された辺りからジョン・サイクスがどうのこうのと言われ出しましたが、嘘ではないが正解ではない。何をしてTYGERS OF PAN TANGなのかで見方は変わりますが、名盤『SPELLBOUND』の方向性はプロデューサーのクリスによる影響も大きいでしょう。サイクスではありません。

そんな過大評価に押しつぶされたバンド。もっと言えばレコード会社の意向に負けポップ化(デフレパード化)を強いられバンドは空中分解、NWOBHMあるあるではあるのだが、多くのバンドが音楽性の変遷に対応できずに散ったわけです。それがサイクスの不義理と重なり、誤ったサイクス最強論は流布される形になりました。
まぁアメリカレコード会社と契約したタイミングが運の尽きだったのかも知れません。あの後、もう一枚厳ついのイケたら違う結果もあったのかもですね。

1984年にバンドは一旦活動停止。そして今作はレコード会社もアメリカのMCAレコードからイギリスのMusic for Nationsへと変わりました。なにより参加メンバーが大幅に変更、オリジナルドラマーのブライン・ディック、ヴォーカルのジョン・デヴァリルの二人はいるのだが、ベースはサポート、そしてギターは新生コンビに生まれ変わります。しかもメインソングライターがサポートベースのスティーブ・トンプソン(初期NEATレコード関連に携わる人物、RAVENのプロデューサーも務めています)、前作にあたる『THE CAGE』でも顔を出し、バンドを支えていた人物です。ある意味、ポップ化するバンドの手助けをしたわけですが、今作でも彼のコンポーズを頼りに唄モノ路線を強化、主役はシンガーのジョンの歌声であり、彼はポップスからバラードにハードな曲まで難なく歌いこなし、その存在感をより強いモノにしています。バンドとしての顔が益々イケメンのジョン・デヴァリルに移行していますが、新生ギターチームもコンパクトながら印象的なプレイを持ちいり、このメロディアスかつポップなハードサウンドの中でギラリと光を放ちます。

確かにロブ・ウィアーがいれば出来なかった音楽性でしょう。もはや別バンドの様相ですが、移りゆくハードシーンの中で行われた音楽性の変遷、メロディアスな疾走ナンバー⑤みたいな曲があと、2曲くらいあれば印象もガラリと変わるのですが、ないものねだりですね。甘口な曲も多いですが⑤の次にくる⑥もええのよ。
このアルバム最大の聴き所はジョンの唄です。どんなタイプの曲も歌いこなしていますよ。④なんてジョンの力強さがメリハリを生み単なるハードポップソングでは終わらせていません。
唄モノ系のメロディアスハードサウンドが好きな方なら間違いなく満足して頂けるクオリティを保持しています。参加メンバーによるバイアスを受けない純粋な音楽ファンなら無視しないで聴いて欲しい一枚ですね。何を隠そうワタクシも20年位前まで聴いたこともない一枚でした。今では簡単に試聴できる環境もありますので、メロディ派にはトライして欲しいです。



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