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RAGING SPEEDHORN (2000年)
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RAGING SPEEDHORN
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解説 - RAGING SPEEDHORN
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1. 1/144 ★★ (2005-04-30 16:14:00)

UKでは2000年夏、日本では2001年5月にリリース。ロックに関しては行儀の良さそうなUKからは生まれそうもない、プリミティブなメタルを展開。
デス声+クリーンやラップ+クリーンならともかく、高音域デス声+低音域デス声のツインボーカルのバンドはそーそーいない。このツインボーカルの殺傷力の高さは特筆に値する。そこに殴りかかるようなヘヴィリフの応酬が加わり、まさしく轟音のるつぼを形成する。いやー、やたら破壊的でたまりませんなぁ。怒涛の疾走感で勝負する感じではないが、もろにスラッジな曲を除けばロックンロール的シンプルなノリか馬鹿力ストンプなノリで、さほど鈍さ・重苦しさを感じさせない。
ニューメタルの流れで出てきたバンドのように言われるが、全て彼らのサウンドを形容するのに"ニューメタル"はそう相応しくないと思う。まず多くのニューメタルのバンドのようなタイトな演奏ではなくちょっとルーズな演奏なこと。そしてひたすらリフリフ怒号怒号リフ怒号怒号で、ターンテーブルやラップはおろかクリーン・ウィスパー・ギターソロすら入れない、稀に見る徹底攻勢のバンドであるということ。
このアルバムの特徴は他の二枚に比べるとスラッジ色が濃厚なこと。重苦しいスロウな曲が11曲中3曲ほどある。ボーナストラックはUKでシングルカットした"Gush"一曲と"Thumper"のPVをCD-EXTRAで収録。ライナーは行川和彦氏。



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