この曲を聴け!
PASSAGE (1996年)
MyPage

PASSAGE
モバイル向きページ 
解説 - PASSAGE
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ハタヲ ★★ (2005-03-29 12:39:00)

このアルバムは通常盤と2枚組がありますが、是非2枚組の方を聴いて下さい。
Key.のXytras(普段はXy)のピアノソロがカップリングになっています。
(単品としては98年発売でPASSAGEのジャケを白っぽくしたジャケになっています)
その内容はPASSAGEの曲ですが、曲名もアレンジもかなり違うので同じ曲とはなかなか気付かないくらいです。
「ピアノで弾くゴシックデス」なので歯医者の待合室で流れていても、違和感は無いかもしれません(笑)
2枚を聴き比べするとSAMAELの良さ、Xyの芸術家ぶりが再認識出来ると思います。



2. mokusatu ★★ (2006-05-10 15:21:00)

96年発表の4th。
以前はブラックメタルだったらしいが(未聴)、このアルバムはインダストリアル・ゴシック・メタル。
このバンドが先達なわけだからこの例えは失礼だろうが、「人間味のないRAMMSTEIN」と言える。
ドラムは打ち込み、全編ミッドテンポで進む重いリフが、シンフォニックな華やかさでない、オペラティックと言える壮大で憂愁をたたえたシンセに覆われる、冷徹・荘厳・無慈悲な世界。
徹底的に硬質な音塊の存在感もさることながら、オーケストレーションが奏でる旋律が冷たくも哀しく、無慈悲ではあるが無機質な印象はない。狂気的情感に溢れた強固なゴシックの世界・・・それはまさに、ジャケに大きく写されている月が象徴しているだろう。
このアルバムしか持ってないが、独自性・クオリティ共に申し分なく(似たようなテンポが続くので少しダレるが)、もっと多くの人に聴かれるべきバンドだろう。ちなみに全編デス声です。




3. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-09-30 19:28:00)

96年発表の4th。

Xyのソロverとのカップリング二枚組、ミニアルバム「Exodus」を加えたリマスター盤などいくつかのエディションがあるみたいです。私はリマスター盤を購入しましたが…出来れば二枚組みの方が欲しかったですね…ピアノインストverも聴いた方がより深く理解できそうだし。

リマスター盤のコメントにて、Vorph本人が「このアルバムは私にとって真珠のようなものだ。真円で完成されていて、付け加える物もなければ蛇足を感じる事もない」と語っている通り、完成された世界観の宇宙的シンフォニック・ブラックを演っています。ゴシックに近い硬質な音は、初期ARCTURUSともLIMBONIC ARTとも全く異なる宇宙観を描き出してますね。

ただ、「Angel's Decay」のようなキラーチューンはあるし、他のバンドに無い世界観を持っているしでクオリティは高いですが、シンセは(どちらかと言うと)旋律よりも情景を重視、後に聞かれるようなキャッチーなヴォーカルラインもまだそれ程でもないので、少しダレを覚える感が無きにしも非ず。ですが、SAMAELの近作は情景が具現化されすぎてしまっていて、想像の余地がなくなってしまってイマイチ…と言う方にはこちらの方がお勧め出来ると思います。




4. ですら ★★★ (2010-12-05 23:48:28)

非常に抽象的でツカミ所のないアルバム、というと駄作にも受け止められやすいが、紛れも無く名盤。
インダストリアルやゴシックへの色気が見られ、激烈度では3rd「Ceremony Of Opposites」に譲るものの、独特で奥行きの広いサウンドを聴かせる。
目立った美旋律、分かりやすいキャッチーさがないので一聴時の印象は弱いが、繰り返し聞き込めばじわじわと良さが分かってくるタイプなので、気になった曲があれば何度も聴いてみるのが良いだろう。
これ以降はどんどん脱ブラックメタル化していき、全く面白くないアルバムを連発するので、買うならこれ以前のものか9THの「Above」がオススメ。


発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示