68年の第2作目。エアーズが抜け、ヒュー・ホッパーが参加。 まずお洒落なイントロダクション的に語りが入り「Hibou, Anemone And Bear」が始まった瞬間「あっ!」と思うだろう。そう、この曲がマシーンのその後を決定付けていると言っても良い。明らかにホッパー節が炸裂しており、彼のマシーンへの貢献度が一発で分かる代物だ。 1stに比べると曲もバラエティに富み聴き応えあり。陳腐な表現で申し訳ないが、おもちゃ箱をひっくり返したようなアルバムである。英国アルファべットが出てきたり、スペイン語が出てきたり。歌詞をじっくり読んでみても面白いのではないだろうか。 中でも「As Long As He Lies Perfectly Still」は素晴らしい曲。マシーンの曲の中でこんなに甘美で、且つなんとか口ずさむことの出来る歌メロは希有だ。 全17曲、一気に聴くべし。 カンタベリーの真髄はこの作品なのだから。