"Vitalogy"を発表しアメリカを代表するライブバンドとして絶頂期に差し掛かったパール・ジャムが、信奉するニール・ヤングとコラボレーションしたという話題が先行したアルバム。 レコーディングがコラボレーション特有の高揚する雰囲気の中で進んだということが音からバシバシ伝わる、超強力なロックアルバムになった。 パール・ジャムがバックを務めているとはいえ、例のニールのぼへーんというギターの音とあのしゃがれ声がアルバム全体をバリッと締めている。全曲名演・名曲目白押しだが、ただひたすら突き進んでいく潔さが漲る3"I'm The Ocean"が最高。