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FIFTH (1972年)
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FIFTH
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解説 - FIFTH
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1. ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-02-07 18:36:00)

72年発表の5作目。今作もこの人たち、イッちゃってます。
前作までは多少残っていた初期のアバンギャルドさや暴虐性が、ここではかなり薄められ、ぐっとフリーインプロのジャズ・ロックに近くなってます。しかし決してそれが悪いわけではなく、これはこれで素晴らしい出来だと思います。
一曲一曲を取り出してみると、曲ごとに様々な仕掛けがしてあるのが分かります。
「雨滴れ」の超空間的な音や、「LBO」のドラムソロはアルバムに変化をもたらしていて、そしてそれが作品自体の整合性を作り出しています。
特にメタル耳には「LBO」でのジョン・マーシャルの強烈ドラムソロは燃えますね!。凄すぎ!。この1分30秒は嫌でも耳を傾けてしまいますね。
ほんで最後の「Bone」を聴いてて思ったんですが、彼等の音楽はジャズ寄りというのは勿論そうですが、混沌とした雰囲気を出すこの「Bone」のような曲は、むしろストラヴィンスキーやバルトークやプロコフィエフ的な現代音楽に近い感じがします。
この曲を聴くと「春の祭典」あたりを想像せずにはいられません。



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