ジョン・エントウィッスルが他界して3カ月後の2002年9月24日、ボストン公演の模様を収録。
メンバーは初来日と同じくロジャー、ピート、ザック・スターキー、ピノ・パラディーノ、ジョン“ラビット"バンドリック、そしてピートの弟サイモン・タウンゼント。
雑誌レコードコレクターズでおなじみ(自分だけ?)、大鷹俊一さんの解説でも謳っているように最新映像というところがこのDVDのウリ。
「I CAN'T EXPLAIN」から始まるセットリストは、ジョンの死後ではほぼおなじみのラインナップ。
還暦間近だというのにピートとロジャーがステージで見せるパフォーマンスは圧巻以外の何物でもない。
全編に渡って素晴らしいけど、個人的に№1はやはり「BABA O'RILEY」。神々しさすら感じる。
またアンコールのTOMMYメドレーは言わずもがな、です。
意外に良かったのが「RELAY」(邦題が「リライ」と表記されてるけど、発音や意味からも「リレー」ですよね)。ピートがノリノリ。ロジャーも観客を煽る煽る。
あとロジャーがエレキを持ち(延々同じフレーズしか弾かないけど)ピートが歌う「EMINENCE FRONT」。サビで2人のコーラスが超カッコいい。この曲がこれ程ライヴ映えするとは思ってもみませんでした。
オマケでピートとロジャーのインタビューが収録されてます。ピートのインタビューは雑誌とかで読むと理路整然としているのに、ここではやたらと支離滅裂な感じが…でも興味深いことに変わりなし。ファンは必見。