1st~RUBBERの『ULTRA FEEL』までをカバーしたベスト盤です。 これが出る以前には『BEST OF...』というベスト盤がありましたが、おそらく廃盤だと思います。なのでこの作品は現在のHAREM SCAREMを手っ取り早く聴ける唯一の作品です。 収録曲もとても良いですし、何より年代順に並んでいるので彼らの音楽の変遷がよ~く分かります。甘く透明感のあるメロディで日本のファンを陶酔させた初期。ポップとロックの間を真っ直ぐに突き進んだ中期。そして分かりやすいメロディーを強調しながらも方向性を模索した後期。それぞれの時代に彼らの魅力があります(ってまだ現役なんだけどね・笑)。 全部聴いてみるとやっぱいい曲多いな~と改めて実感。「Hard To Love」や「Honestly」の爽快感と美しさはこのバンドじゃないと作り出せないものだと思いますし、「Change Comes Around」「Die Off Hard」「So Blind」なんかの豪快ロックも、パンクっぽくならずにちゃんとロックの範疇にあるのがいいですねぇ~。 RUBBER時代はあまり人気がありませんが、僕は「Stuck With You」が大好きです!!!。全国にある某カジュアルショップに行くといつもこの曲が流れていました(今でも流れてるのかな~)。この曲を聴きながら服を物色するのはとても楽しくて、調子に乗って予定より多い数のTシャツを買ってしまったこともありました(笑)。 そういえば僕は一度アヒルちゃんツアー(笑!)の時に彼らのライヴを見に行ったのですが、メチャクチャ楽しかったです。ハリーが「Honestly」をピアノで弾き語る前に、当時流行っていたBACKSTEET BOYSの曲を歌ってくれたのが好印象でした。しかもライヴの後にサイン会があって僕は1stのジャケットにメンバーにサインをしてもらいました。一言二言話すことが出来ましたが、こんな僕ととても親切に笑顔で握手をしてくれたのが今でも思い出として残っています。めっちゃフレンドリーな人たちでした。