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FINALE (1999年)
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FINALE
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解説 - FINALE

1999年7月7日、東芝EMIよりリリースされたメジャー1stアルバム。
メジャーデビューアルバムにもかかわらず「FINALE(=終楽章)」と名付けられたのは、「終わりは始まり」という逆説的なコンセプトを元にしているため。そのコンセプト通り、一貫した終末観が描かれている。
楽曲中の登場人物をアダムとイブに見立て、この二人が様々な世代に生まれ変わりながらお互いを求め合うという展開になっている。このストーリーは3rdアルバム『HEAVEN〜THE CUSTOMIZED LANDSCAPE〜』まで続く。
リリース日が1999年7月7日であることも、ノストラダムスの予言に意図的に合わせたものであると思われる。
このアルバムを引っさげて、1999年7月20日には初の野外ライブ『Dictators Circus IV -Birth of Newborn Baby-』や、9月3日から東名阪ホールツアーの『FORETELLER'S ERROR』、10月26日から全国ホールツアーの『FORETELLER'S MUTATION』が行われた。
初回盤があり特典はデジパック仕様、フォトカード封入、カラーブックレット、ピクチャーディスクであった。
トータルで19万枚以上売り上げ、彼らのアルバムでは最も高いセールスを記録した。

チャート最高順位
5位(オリコン)

Producer:成田忍

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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2004-09-18 12:58:00)

メジャー初となるフルアルバム。
ここからPIERROTのコンセプチュアルな世界観が幕を開けるようです。
このアルバムが他のアルバムと違う点は、バラードが多い事でしょう。
PIERROTはバラードが少な目なバンドだと思いますが、このアルバムでは
「ECO=SYSTEM」「SACRED」「ラストレター」と少し多めになっています。
ただ、この作品はシングル曲やファンの大合唱が起きる「Child」や前述のバラードを除くと、
やや全体的にメロディが弱目な印象があります。シングルのカップリング「蜘蛛の意図」
「MOTHER scene2」「Labyrinth」は印象的なメロディの宝庫と言っても過言で無いだけに…う~ん…。
歌詞的には「FINALE」で創造主が主人公と主人公の恋人を創造し、「ICAROSS」までが
その2人が織り成すストーリーで、「ラストレター」で戦争が起き主人公が死亡、
「クリア・スカイ」は死んだ主人公がその戦争を俯瞰してる物語、「Child」で輪廻の後の
再会を願いながら眠りにつく…これで終わりだと思わせながら「Newborn baby」で輪廻は
失敗し、主人公は突然変異体となってしまう…というストーリーでしょうか。
なんだか「To be continued...」という文字が出てきそうな終わり方ですね(笑)




2. rhymeflow ★★ (2005-02-01 18:59:00)

ただ僕が無知なだけかもしりませんが、今まで聴いた非HR/HMの邦楽でNO.1アルバムです。当時の衝撃はハンパじゃなかった。



4. N男 ★★ (2010-04-06 19:43:00)

最初に聴いたPIERROTのアルバムはこれだったかな・・・
どのバンドもそうだけど、インディーズ時代に比べて随分と分厚い音になりアレンジの幅も随分と広がっている。
元々このバンドは曲の粒ぞろい度は格段に高く、インディーズ時代から似たような曲はひとつも入ってない。
曲の自己主張が激しいというか、曲順一個でも変えたらこの絶妙なバランスが消えそうな感じがまた面白い。
PIERROTで一番聴きやすいのは、この『FINALE』か『HEAVEN』だと思う。
オススメは②、④、⑦、⑨、⑩、⑪、⑫。

88点。



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