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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ひょうすべ ★★ (2004-06-08 18:23:00)


“洗練されたメロディー"
洗練とは、「優雅で品位の高いものにみがきあげること」だ。
このアルバムから垣間見えるTOTO、AIRPLAY、JOURNEY、FOREIGNER、ホール&オーツ、CHICAGO・・・。
まるでBEST HIT U.S.Aだ(笑)
このママでは単なるパクリ。だがパトリック・ティーベルは、これらを11年間も磨きあげた。
余計な飾りは一切ない。ただ単に曲も素晴らしさを堪能できる極上の1枚。



2. KUZU ★★ (2005-01-01 07:35:00)

ああ、この表現はまさにその通りと思います。先輩達のおいしい所を、自分達でじっくり磨き上げてきた、とろけるような甘いメロディーが満載です。
出身国の香りが全くしないのが不思議。UK、USの音楽の純粋培養は、殆ど奇跡かも。国内の雑誌ではあまりいい点は付いていませんが、適度なエッジ、とってもタイトで切れ味のあるリズム、とろける甘いメロディー、コンパクトに纏まった曲、このキーワードに引っかかる人には、間違いなく「心に残る一枚」になると思われます。




3. hamamelomania ★★ (2005-03-10 07:11:00)

たしかに飛び抜けた曲はない、ヴォーカルも音程がかなりあやしいかもしれない。だがエッジのあるAORを求める向きには絶対にツボだと思う。これもマスコミの影響だか当時B!誌でレビューを書いたのがこともあろうにO女史。あれじゃあの点数止まり(たしか70点台だった)では買い控えする人も出るでしょう。もしメロディアス系に強いF氏が担当だったらちがった結果になったはず。キャッチーで極上のメロディアスロックがあなたを日頃の疲れから解放してくれることでしょう。アルバムタイトルどおりReplayし続けます。



4. 山2 ★★ (2006-06-07 20:46:00)

彼等の音楽的ルーツが解り過ぎる内容。
しかし、何であれ良いものは良い!!と素直に言える心癒される傑作。



5. cozy_ima ★★ (2007-03-12 23:42:00)

私は、TOTO、CHICAGOは大嫌いである。
なぜか? それはエイトビートの曲がないからである。
ハードロックの基本は、あくまでエイトビートである。
私はエイトビート以外は支持しないし、それは邪道だと思っている。
このT'BELLはその点、ビートが単調なため、私好みだ。
北欧系メロディアスハードの特徴として、ギターがずば抜けている点が
挙げられるが、本作も例外ではない。
よく練られた楽曲と、印象的なギター。完璧である。
北欧系メロディアスハードの傑作アルバムとして本作を押したい。
2000年リリース。




6. 失恋船長 ★★★ (2019-01-18 14:30:07)

フックに富んだメロディは、どれもが爽快感たっぷり。そのあまりにも健康優良児なサウンドプロダクションと嫌みのなさは、ハードなものを主食とする方には喰い足りない面はあれど、爽快感の中にチョイと足しの哀愁は、日本人の琴線に触れる叙情性が高いだろう。歌い手も個性のない普通のシンガーだ。サウンドも癖がなく色んな意味で普通なのだが、哀愁とポップ性を巧みに織り交ぜた歌モノサウンドは、一点の曇りもない青空のような爽快感があり、そこに泣かせのメロディを曲毎に配合成分を変え展開させるから飽きがこない。気がつけば洗練された美旋律の数々に身も心も奪われます。
体調の悪い時は、甘過ぎて聴けなーいとハズキルーペの渡辺謙ばりの大声で叫ぶのですが、タイトルトラックの④辺りまで聴き進めたら、舘ひろしばりに色つきのハズキルーペを掛けながら、T'BELLサウンドにやられるぜと魅了されていますね。胸キュン哀メロナンバーの⑤もええんだよなぁ。
そして、ごめんごめん悪かった、もう一回頭から聴き直すから許してね。真剣に聴き入ります。

AOR色の強さがマイナスに働かない歌モノサウンドの真骨頂を味わえる貴重な一品。メロディ派のマニアならマストな一品でしょう。




7. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-07-09 00:25:41)

スウェーデン出身のシンガー/ソングライター、パトリック・ティベル(Vo)が自らの名を冠して、GRAND ILLUSIONやP.A.L.等への関わりで知られるロジャー・リュングレン(B)らと共に立ち上げたT’BELL。本作は彼らがAOR HEAVENから’00年に発表した最初で最後のアルバムとなります。
タイトな演奏に支えられて奏でられるのは、繊細に歌い上げるVo、立体的に配置された美しいハーモニー、Keyを生かしてちょいプログレ・ハード風味の入ったアレンジまで、初期TOTOを彷彿とさせるメロハー・サウンド。とはいえシンプルにまとめられた音作りはHR寄りですし(あえてなのか、単に予算の問題だったのかは不明)、胸を締め付ける甘酸っぱいメロディの洪水も北欧のバンドらしい透明感を湛えており、安易なTOTOフォロワーとは一線を画する、このプロジェクトならではの個性がしかと刻まれた仕上がりとなっています。
80年代半ばから90年代にかけて作り溜められたマテリアルの中から厳選されているだけあって流石に収録曲の粒は揃っており、もろにTOTOっぽい曲調で聴き手を掴みにかかるOPナンバー①、思わず口ずさみたくなるキャッチーなサビメロが秀逸な②、AOR/産業ロック色が濃厚な③⑫、ミカエル・アーランドソン辺りにも通じる切ない哀メロが溢れ出す⑤⑧⑩、エッジの効いたGがハード・ロッキンに駆け抜ける⑬等々、「制作期間じつに13年」というのも伊達じゃないと思されるクオリティを有していますよ。
中古盤屋で捨て値で投げ売りされていたのも今は昔。近年はじわじわと評価を高めている(…ことを切に願う)隠れた名作です。



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