ソナタアークティカのヤニ・リマタイネンが所属するバンド。
ソナタアークティカに比較して、疾走に重点をおいていないことがわかる。
しかし、楽曲の質は十分でどちらかといえばシンプルな作り方である。
最近は少し懲りすぎて不完全燃焼気味な本家も真っ青といった感じである。
このバンドのもっともアピールポイントはやはり、ソナタが要する北欧屈指のギタリスト、
ヤニ・リマタイネンの活動である。
最近、ソナタアークティカでは徐々にギタリストとしての実力が発揮しにくくなってきているわけだが、
こちらのバンドでは主菜と言ってもいいだろう存在感を遺憾なく発揮している。
具体的には、
楽曲作りに参加していること。
これは、ソナタアークティカに提供した曲よりもはるかにクオリティ高いです。
このアルバムのキラーチューンといえる楽曲を2曲作成しているわけで、
ソナタ4thのマイセリーヌを聞いた感じではそこまで良い曲かけるとは思わなかったです。

そして、どうやらこのバンドのキーボードはヤニが兼任しているようです。
キーボーの才能もトニーに負けてないですね。
速弾きとかはないですが。
とはいえ、全曲がなかなかよいので、ヤニ以外が作った曲も飛ばしたくなるようなのはないです。
楽曲はほぼすべてミドルチューンです。
ヤニ作の
UNCHAIN THE RAIN
FALLING AGAIN
は、ともにそこそこスピード感じさせてくれますが、
ソナタアークティカみたいな勢いのある速いドラムではないので、
スピード重視の人の口に合うかは保証しません。
そして、ボーカリストもなかなかいい人選です。
筋肉質超高音マッスルボーカリストという感じではなく、
北欧らしい哀愁のあるHRボーカリストって感じでしょうか。
しかし、高音の伸びもなかなかどーして。
こっちが日本で売れたらヤニはこっちに専念したくなるかもね。
なんて感じることも。