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SWEET FREEDOM (1973年)
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SWEET FREEDOM
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解説 - SWEET FREEDOM
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 杉本 剛 ★★ (2003-10-20 20:54:00)

1973年9月発表の7作目。URIAH HEEPとしては初めて本国イギリスから出てフランスで録音した作品だ。ライヴ・アルバム以前の5作に比べポップ志向が強く打ち出され、ファンの間では一般的に失敗作とされている。しかし、クオリティーは決して低くはなく、商業的には成功している。魔界から離れタイトル通り自由で開放的ではあるが、これまで同様へヴィーな音作りは健在だ。やや曲構成に拘った作品が少ないが、ラストのPILGRIMでは、コーラスのイントロから中間部のキーボード・ギターへ流れる展開、ラストへの盛り上がりと、凝った展開が聴かれる所が救いだ。またSTEALIN'は、現在でもステージで演奏される彼らのお気に入りの1曲。彼らのその後のポップ志向を考えた場合1つの転機となった作品と言え、買って損はないだろう。ただし現在は日本盤はリリースされていないので、輸入盤で入手するしかない。



2. 柴が2匹(会社から) ★★ (2003-10-28 22:42:00)

確かに前作辺りのコンセプト作品から曲重視のアルバムに変化したせいかマスコミには不評だったらしいけどセールスは決して悪くなかった作品。
マスコミよりも当時のファンの方が素直に評価してくれた為だと思います。
非常に聴きやすいメロディアスな作品、すでにベテランの域に達したコーラスワークが楽しめるアルバムです。




3. yahmindani ★★ (2006-02-17 15:19:00)

これまでのオカルトコンセプトから抜け出し、トータルリティーが無くなった分1曲1曲の出来がとても良いように思います。シングルカットされた「Dreamer」「Sevenstars」の2曲はポップ色が強いがアルバム全体を聞いて行くと曲が進むうちにいつしかヒープワールドに引き込まれています。最後まで一気に聞かせてしまう魅力があります。
タイトルチューンでLP時代A面の最終曲「Sweet Freedom」やB面最終曲「Pilgrim」は聞き物ですし、そこまでたどり着く経過がまたいいですよ。Heepには名盤が多いがこのアルバムはベスト版といってもいいくらいです。



4. かぼこ ★★ (2008-06-22 18:36:00)

自分のような後追いの者には、低評価が不思議でなりません。
むしろ、このアルバムに比べたら3部作のDemons~とMagicians~方が、狙いすぎというか無理矢理感が高いように感じます。
素直な良いアルバムと言えます。



5. モブルールズ ★★ (2009-09-21 23:48:00)

これって一般的に失敗作とされてるんですか?たしかにポップにはなったかもしれないが良い曲ばかり。このころは短いインターバルでアルバムを量産してたんですよね。短期間でこんな質の高いアルバムが作れるなんて並みの才能じゃないです。



6. 火薬バカ一代 ★★ (2010-08-21 23:41:00)

前作『THE MAGICIAN'S BIRTHDAY』辺りを境に、マネージャーとの不和、バンド内部の薬物汚染や
メンバー同士の軋轢など、デビュー以来、休みなしで突っ走って来たことによる弊害が徐々に表面化し始め、
そのため、この'73年発表の6thアルバム以降の作品は、商業的には十分な成功を収めているにも関わらず
1st~5thに比べると一段低く見られる事が多いが、イヤイヤどうしてどうして。唯一無二の個性を備えたVoや
各楽器陣のパフォーマンスを存分にフィーチュアした本編は、相変わらず聴き応え十分。
全体的にプログレ色が薄れ、ややポップさは増しているものの、壮麗なコーラスが印象的な③、
ゲイリー・セインのメロウなBラインが素晴しい④、「アルファベットの歌」を取り入れ軽快に駆け抜けていく
⑥といった楽曲は、聴き込むほどに味わいが増すスルメ級の名曲だし、そしてトドメは、ケン・ヘンズレーの
華麗にして劇的なKeyワークが映える本編ラスト・ナンバー⑧。初期URIAH HEEPの名曲と比較しても
何ら遜色のないドラマティックなこの名曲を聴くためだけにでも、本作は購入する価値大いにあり、だ。




7. 夢想家・I ★★ (2012-02-24 20:20:20)

確かに前作、前々作のような大仰なまでのドラマ性を期待して聴くと少々物足りなく感じられてしまう部分はあると思います、ですが耳あたりの良いメロディーや分厚いコーラスワークにしっかりHEEP印が押されていて、じわじわと好きになったアルバムです。
隠れた名作と言えるでしょう。




8. 失恋船長 ★★★ (2019-05-09 13:06:55)

リリース当時はメディアからの評価がけして高くなかったと言われるアルバム。所謂、ラジオオンエアーを意識したとか、淡白になったといわれたアルバム。今の感覚でいけば、なかなか理解されないでしょうが、時系列で聴けば音楽性の変遷は理解出ると思いますが、個人的には、どこを切ってもヒープ印満載であり、幽玄なメロディは勿論だが、耳馴染みの良いコーラスワークを従えたファンタジック路線は濃厚極まりなく、見せ方は変わったがバンドの根幹は何も変わっておらず、アメリカでのレコード会社の変更や、レコーディングスタジオを変えた事によって空気を入れ変えた程度の変更として楽しめるでしょう。ライブでも定番の②、らしいコーラスハーモニーが全開に③、勿論①もそうですけどHEEP以外の何物でもない音で迫ってきます。ありとあらゆるタイプの曲を歌いこなすデヴィット・バイロンの凄さも見逃せません。
タイトルトラックとして申し分ないHEEP印満載の④、このムーグが聴こえるのもHEEPの旨味、曲順的にも絶妙な⑤とラストまで行かずともお腹一杯になります。コンパクトに仕上げているので、今の若者やライトリスナーにも親しみやすいアルバムでしょうね。
ラストに鎮座する⑧の凄さたるや、このバンドがどうして今なお多くのアーティストから畏怖され尊敬の念を持たれているかが理解できるでしょう。70年代前半に、ここまでドラマ性の高いへヴィロックをやっていたというのだから恐れ入りました。



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