2003年9月10日、FIREWALL DIV.よりリリースされた4thアルバム。
「痛み」をテーマとしたアルバム。メンバー自身「自分にとっての一作目」と発言をしており、バンドとしても転機になった作品でもある。その背景としては、アルバム作業中にはさまざまな出来事があり、レコーディング当初は多くの要因でメンバー自体のモチベーションが低かったことや、アルバム制作中に発売された「かすみ」や当時放映された特別番組などでの自分達の格好への疑問(かなりラフな格好で出演していた)、自分達のライブスタイルやバンドの方向性など、個人も含めメンバー自身がそれぞれ腹を割ってお互い色々なことを話し合う機会が多かったことを、本人達及び関係者の発言で明らかにしている。
完成までの道のりは長く、Toshiyaはこのサウンドの中にベース・ラインをいかに存在させるかに悩み、Shinyaは、ドラムのフレーズがこれまでと比べると「百倍ぐらい難しい」と語っていた。
京はこのアルバム作業中に、「自分は歌い手ではなく、表現者である」という意識に目覚め、VocalからProphetと自身のクレジットを変更した。
本作以降、シングル曲は全てアルバムバージョンとして再録されている。また今作から作曲・編曲のクレジットが「Dir en grey」に統一されているため、シングル曲のクレジットも変更されている。
チャート最高順位
6位(オリコン)
Recorded:Studio Greenbird, Studio Fine, Cats Studio, Studio Inning, On Air Azabu, Sound City, Studio Z'd
Producer:Dir en grey & Tatsuya Sakamoto