聞けば聞くほど味が出るアルバムというのがあるが、まさにこれ。 TERRY DATEの独特のウネリと重さのサウンドプロダクションとvo、CHINOのエモーショナルな叫びとヴォーカルが抜群にはまったアルバム。商業的にも大成功して当たり前。 ゲストにTOOLのMAYNARD JAMES KEENANが一曲歌っている。
今ではオルタナィヴメタルで最も好きなバンドになってきたDeftones。 彼らのアルバムでも一番思い入れのある作品がこれだ。 そもそも、Deftonesを聴きだしたのがサマソニでMetallicaの前座での来日時だった。 当時最新作の次のアルバムのみしか予習しなかったが、彼らのステージは随分と異様な雰囲気が立ち込めていたのが思い出される。 メタリカ待ちの(クソ)オヤジどもからは、「とっとと帰れ」とかヤジは飛ぶし、雨は降るし、挙句の果てに彼らは機材を壊しだした(爆) おかげで、知らない曲を全く楽しむことができなかった。 Metallicaは今でも大好きだ、しかしこの時ばかりはMetallicaのファンは白い目で見るようになってしまった。(同じような例はみんなあるでしょ?笑) さて、このDeftonesの3rd、マジで名盤である。 このジャンルにありがちな似たような曲ばかりといったアルバムに全くなっていない。 どの曲も存在感があるし、どの曲聴いてもDeftonesにしかできない音楽だと感じる。 彼らのどのアルバムも聴いていて独特のエロスや浮遊感を感じるが、このアルバムでその壁を数枚はブチ破ってる感じがします。 メンバー個々のプレイも光ってるが、中でもAbe Cunninghamのグルーヴ感溢れるドラミングは素晴らしい。 ジャンルに捕らわれずにクールな音を鳴らし続ける彼らには最大限の敬意を払いたい。 仕様によって入っていない「Back to School (Mini Maggit)」もかなりの名曲なので、リイシュー版(白ジャケ)を買うと良いと思います。 オススメは、「Digital Bath」「Elite」「Knife Prty」「Passenger」「Change (In the House of Flies)」あたり。