SHADOW GALLEYのアルバムはこれしか持ってませんがこれは良いですね!気に入ってます! クラシカルなアレンジが美しく、曲の展開も練られていて、そして線が細いというよりも繊細という言葉が似合うヴォーカルが歌うメロディ、そのどこを取っても非常に魅力的。 ①The Dance of Foolsや⑥Say Goodbye to the Morningの美しさは絶品!!特にカノンを想起させるメロディのある⑥は名曲です! ④Questions at HandではHR/HMらしく攻撃性も垣間見れます。それでも"アグレッシヴ"とはちょっと違う気もしますが、テンポが速めで雰囲気も攻撃的。それでいて美しいパートもしっかりある。 攻撃性があまり伝わってこないのは、やはりプロダクションのせいでしょうか?線が細いギター、90年代とは思えないドラム・サウンドが攻撃性を伝えるのに適しているとは思えません。 しかし、個人的にはこのプロダクション、好きですね。(笑)ギターはヴォーカルと同じように繊細という言葉を使いたいし、古臭いドラム・サウンドは70年代っぽさが出ていてまさにプログレ!といった雰囲気。そう、このアルバムを聴いてると、まるで"昔"のプログレ・バンドを聴いているような感覚に陥るんです、俺は。だから音の悪さっていうのは気にならないどころかむしろ好きなわけです。(笑/昔のプログレを好んで家で聴いているってことはほとんどないんですけど、ラジオなんかで聴くと「良いなぁ、この曲」なんて思う曲が多いので。そっちのCDも早く買いたいですね) メタル色は薄く、クラシカルで美しい雰囲気が全体を支配していて心地の良いアルバムです。 テクニカルなものは期待せずに(テクニックは十分あるバンドですが)、この美しい世界を堪能していただきたですね。 俺は好きですね、このアルバム。