1998年6月2日、Virgin Recordsよりリリースされた4thアルバム。
前作『Mellon Collie and the Infinite Sadness』のツアー中に、ドラマーのJimmy Chamberlinが薬物摂取事件を受けて解雇されたため、正式なドラマーが不在の元で製作された。後にフロントマンのBilly Corganはこのアルバムに関して、「バンドの崩壊期」と語っている。
その帰結として、アルバム全体は大半が閑散とした雰囲気のエレクトロニカ、ニュー・ウェーヴ調の楽曲で占められており、『ローリング・ストーン誌』などはこのことについて、「過去を完全に断絶した」と称している。前二作のアルバムと趣を異にする作風に元来のリスナーには距離を置かれ、売り上げも前二作に比べて伸び悩む結果となった。一方で、評論家からは高い評価を受け、グラミー賞の「ベスト・オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス賞」にノミネートされている。