この曲を聴け!
THRAK (1995年)
MyPage

THRAK
モバイル向きページ 
解説 - THRAK
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. やまねこ ★★ (2002-12-02 17:19:00)

衝撃的なEP(VROOOM)に続く、'90のKCの初フル・アルバム。
予告編であった前作からの4曲は、新録、洗練されている。
A.Belewのvo.も叙情性を帯びたものに変化していて、歌曲も聴きやすくなっている。
ダブル・トリオと目論んだ編成で、それを具現化したようなインスト曲は圧巻。
特にVrooom、Thrak、Vrooom Vrooomは素晴らしい。Redを凌駕する衝撃性を備えている。
歌曲では、いかにもFripp門下らしいBelewの歌詞からなるDinosorや
聴きやすいPeople、One Timeがいいと思う。
本作には、KCの必殺技であるインプロ的発想の曲もあり、豊富な内容といえるだろう。
一聴をお薦めするが、特に'72~'74期のKCファンには、必聴をお薦めする。




2. 銘菓ひよこ ★★ (2003-03-15 14:48:00)

90年代クリムゾンはメタルクリムゾンとして復活する、とのフリップの言葉通りRED、
LARKS TONGUES IN ASPICを彷彿させる仕上がりになっている。ダブルトリオの必然性、効果
については正直、まだ完成されているとは言えないと思うが、これはいつものクリムゾンと
同じでその後のライヴにおいて徐々に変化、実験を繰り返して熟成されていくことになる。
今ではこのダブルトリオによるライヴ盤も何種類か出ているので、そちらも一聴されたし。




3. たけ ★★ (2003-11-21 23:39:00)

こんだけへヴィなクリムゾンはない。
プログレ嫌いメタルファンもこれは必聴。



4. 粗茶ですが ★★ (2004-06-17 02:47:00)

95年発表。
BaにTrey Gunn、DrにPat Mastelottoが加入し、各パート2人ずつのダブル・トリオ編成となる。
ダブル・トリオ編成のアルバムはフル・アルバムのスタジオ音源ではこの1枚だけなので、そういう意味でもぜひ一度この重量感を体感していただきたい。
ヘヴィさ、ぶ厚いサウンドを前面に押し出す一方で、彼らの持つ繊細な音をも併せ持った作品。
ブリューのヴォーカルも艶っぽさを増しており、歌ものの出来がよかった。なかなかの好盤です。
やまねこさんの挙げられた曲は全て好きですね。
他にもcoda : marine 475とかはいいと思う。




5. ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-01-29 22:05:00)

80年代も終わって90年代半ば、やっと帰ってきたクリムゾンのアルバム。
「RED」期のヘヴィさを強調しながらも、ディシプリン期で見せたコンパクトで機械的なナンバーが並びます。よって70年代のあの雰囲気、音、叙情を期待すると肩透かしを喰らうかもしれません。
しかし、これはやっぱりクリムゾンそのもの。彼等にしか出来ない音楽なのです。
また、メタル・クリムゾンとも言いますが、我々がメタルといって想像するあのメタル音とは、これまた異質。感覚的なメタルサウンドと言ってもいいかもしれません。
「Vrooom」、「Dinasaur」、「Vrooom Vrooom」~「Vrooom Vrooom:Coda」などの秀逸な曲があります。
秀作。




6. Dr.Strangelove ★★ (2006-10-12 17:51:00)

アルバム前半は絶頂期に匹敵する素晴らしい出来(特にDinasaur)。
しかし後半が弱いのでそれが帳消しになっている。勿体無い。
傑作とはいかないが、秀作。




7. 煉瓦 ★★ (2007-11-15 22:02:00)

ダブルトリオを活かしきれてはいませんが曲が素晴らしいのです。曲がよければ全てよしです。傑作です。



8. 極太うどん野郎 ★★ (2011-04-26 04:46:34)

70~80年代期のテイストを含んではいるが、やはりブリュー色が濃厚。
中心となる歌曲のまわりにインターミッション的な小曲がばらまかれている。
わかりやすいキラーチューンはないものの、アルバム全体の雰囲気を楽しむような作品なのでこれはこれで好き。

⑤B'Boomのパーカッション天国からノイジーな⑥THRAKに転落する様は圧巻。




9. 改悪妖愚瑠斗 ★★ (2011-09-09 13:58:03)

いつもと違いヘヴィで極悪なクリムゾンワールド。
実験的なダブルトリオは活かしきれてないけど、クリムゾンの孤高な世界観と楽曲の良さは活きてます。

⑥の中間部の暗黒に落とされるかのような雰囲気が怖い。
クリムゾンは孤高のプレグレ。



10. 夢想家・I ★★★ (2015-12-28 22:23:17)

'95年発表作品。
結果的に '90年代唯一のCRIMSONのフル・アルバムとなった本作は、内容的にも '80年代と2000年以降の橋渡し役の様な感じになっています。
エイドリアン・ブリューの得意とするニュー・ウェイヴ的な歌メロと、後のヘヴィ・ロック~ヌーヴォー・メタル路線に通じる、冷たく鋭利なギター・サウンドが丁度良いバランスで共存している印象です。
所々に挿入されている、金属を擦り合わせた様なホラーチックなシンセ・サウンドも効果的。
一方、本作限りの編成であるダブル・トリオについては、↑の方々もおっしゃっているように、真価を発揮しきれなかったように思いますが、表題曲で聴けるような各々が少しづつ違ったリズムを重ねていく手法は可能性を感じさせます。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示