前作ENEMY OF THE MUSIC BUSINESSで、完全復活した彼らの続く、10作目。前作で何か吹っ切れたかのような爆発力はそのまま、いやそれ以上ですな。エクストリーム・ミュージックの元祖の彼らもデビュー以来なんと20年になりました。その20年間の中には、色々苦悩もあったようですが、今がひょっとしたら一番輝いているかもしれませんな。(昔も好きですよ。) サウンドの方は、ハードコア・パンク的な要素とグラインド・コア的な要素が合わさって、尋常ならざる攻撃性、重量感、スピード、狂気のどれもが聴く者に襲い掛かるでしょう。
全エクストリーム・ミュージック界の元祖、ナパーム・デス。凄い、としか表現の仕様がない。無数のジェシー&ミッチの超弾丸ヘヴィ・リフ、そして極限までスピード&パワーを高めたブラスト・ビート。「SCUM」のテンポがBPM約672といわれているから、このアルバムはそれよりも速く聴こえるのでBPM約700~800くらいはいくのではないかと思われる。前作「ENEMY OF THE MUSIC BUSINESS」も壮絶極まる物凄い内容だったが、今回もそれ以上の激しさという内容となっている。もはや、例えいくら世界広しといえども、ここまで過激な音楽を出来るのは彼らぐらいしかいないのではなかろうか。
ORDER OF THE LEECH / NAPALM DEATHですが全編通して疾走していて非常に優れているALBUMだと思います。カッコイイ。何度聴いても飽きないこの怒涛の音楽はやはり素晴らしい音楽感性の激音集団がなせる技だなと思います。文句無し。素晴らしいALBUMです。NAPALM DEATH最高です。