ジャケットや中の写真類などは恥ずかしくなるほど時代を感じてしまいますが、音の方は今聴いても心からカッコいいと思います。 先に出たEPをカウントしないならばこれがファースト・アルバムということになり、それでこのクオリティですから文句なしでしょう。確かに後に発表する名盤たちに比べると作品として劣ることは否めません。しかし、この時点で以後の活躍を予感できる要素は十分に感じることが出来ます。 楽曲的には「N M 156」と「Take Hold Of The Flame」は傑作だと思います。ライヴ盤『LIVE EVOLUTION』に収録されてオープニングを飾っている前者は、他のバンドとの格の違いを見せ付ける作品だと思いますし、後者は普段のライヴでも人気の高い哀愁ナンバーです。 初期の作品にして、彼らの知能が凝縮された一枚です。