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ONE SECOND (1997年)
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ONE SECOND
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解説 - ONE SECOND
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. こうじ ★★ (2002-08-24 21:08:00)

これは、何もやる気がない時や、ひたすら疲れている時に聴く(効く)アルバム。
前作もそうだが、初っ端のピアノでもうすぐに浸ってしまう。2曲目は非常にかっこいい
ハードロックチューンだが、それでも冷たく捻くれた感じが素晴らしい。
確かに似た曲が多いと思う人もいるだろうが、よく聴き込むとデジタル音とへヴィリフの
使い方が非常に凝っているし、ヴォーカルがうまくいので、味が出てくる。
DEPESHU MODEやCUREの耽美性と虚無感を、へヴィな音で表現したとも言われているが、
非常に個性的で先鋭的だったので、失速してしまったのは残念だ。




2. casa ★★ (2002-12-09 02:12:00)

前作で蒙を啓かれ、今作でもまた頭ぶん殴られました。
前作と較べ、絶望と戯れるように足取りが軽くなって、
ロック色が強くなっています。
その軽薄な不遜さが痺れるくらいかっこいいアルバムです。
この永遠に続く薄闇のようなロックンロールも、
墓場までお付き合いしたい類です。



3. イヌスケ ★★ (2003-12-21 20:41:00)

作品を連発する割に最近どうもパッとしない彼らだが、これが最高傑作だと思う。



4. オレンジ ★★ (2004-09-10 22:51:00)

前作をベースに聴きやすくした感じ。
特に2曲目はいかにもシングルカット向けの曲で、初めて聴いた時は出だしのところで鳥肌が立った。
また、後半の曲は味わい深い流れになっており、2段階で楽しめるアルバムである。



5. 鉄鉢 ★★ (2005-05-12 19:57:00)

このバンドの「ゴシック・メタル」としての経歴を鑑みれば・・・
最高傑作は前作で間違いないとは思うのですが、聴き易さ・・・或いは「癒しの効能」で言えばコレはとてもイ~イ感じのアルバムです。
ヘッドフォンで聴くとその素晴らしさは更に際立つのですが、とにかく僕には清涼感・高揚感すら感じられる程にナイスな内容なのです。
ピアノを使ったさり気無い「味付け」もGOOD。
以前は寝る前によく愛聴しておりました。コレでグッスリ・・・ zzz
(↑ 勿論コレはつまらないという意味じゃないですよ)




6. はせくら ★★ (2008-02-23 03:35:00)

暗めでポップなロックアルバム。前作まで(前作とベスト版しか持ってないけど)からは正直変わりすぎ。でも名盤なんです。
頭2曲はもちろんいいけど、それ以降の曲も好きだ。
ポップな④、ノリの良い⑤のあとで地味だけど、⑥~⑧の3曲が最近お気に入りです。この曲だけ取り出して聴こう、とは思わないけど、アルバムを聴いてる時は絶対にあって欲しい曲。別に暗くもないし、明るくもなくて、泣きもかっこよさもドラマ性も無いけど、聴いてて気持ちよくていいんです。ポップさはありますね。弁当でいったらご飯みたいな感じ。おかずではない。
そのあと、ちょっとハードなロック、儚げで美しいバラード(?)、ポップなロックと心地よく続いて、最後のTAKE ME DOWNで地獄に突き落とされるという寸法。アルバム全体で言えば劇的な構成ですね。ホント、なんでこんな暗い曲を最後に持ってきたんだろう。「ポップにやってきたけど、実は俺達こんなに暗いんだぜ」って見せ付けているように思える。



7. うにぶ ★★ (2008-02-27 22:49:00)

ジャケを見るたびに、THE CUREのシングルスのアートワークを思い出します。(雑誌かなんかでも指摘されてた気がするけど)
老人の皺だらけの顔には、ある種の美しさがありますね。そういえばANTHEMもそういうジャケを使ってました。
この辺からメタル外のフィールドへと踏み出したので、ゴシックにデス由来の攻撃性を求める人にはきついかもしれませんが、クオリティは十分なので、細かいことは気にしないという人にはおすすめ。
激しさは抑え目でも、なお過激です。




8. 寝坊メタル ★★ (2008-10-14 18:38:00)

Music For Nations在籍時にリリースされたフルレンスでは最後となる6thアルバム。
名盤「Draconian Times」の次作となる作品ですが、一言で言うと前作と比べキャッチーになっており、
サウンドは電子音が使われ現代的に洗練され、多くの曲にキャッチーで歌いやすいメロディが配されています。
ただ、どれほどキャッチーになろうと、どの曲も決して明るいとは言えないのが一本筋の通っているところ。
メロディセンスに優れる彼らですから作ろうと思えば作れてしまう気がするんですが、
頑なまでに楽曲に一定の暗さを維持しようとする姿勢はとても彼ららしいですよね。
さて各楽曲についてですが、上記のとおりキャッチー/ポップなメロディが多く、
ほとんど前作の荘厳な雰囲気は感じられません。唯一、③が前作の雰囲気を残す楽曲でしょうか。
しかし、雰囲気は大きく変わったと言えどクオリティは高い水準で維持されています。
涙腺を刺激する哀しげなピアノをサウンドの中心においた①、ダークでエッジの効いた②は、
ライヴにおける定番曲であり、Paradise Lost史上でも屈指の名曲です。
上記2曲は勿論ですが、やたらとノリのいい⑤、メロディアスなサビが印象的な⑦、
シンセサイザーが印象的なヘヴィな⑨などたくさんの良曲に恵まれています。
ラストの⑫で結局、絶望的に急降下させてしまうのも彼ららしくてグッジョブ!(笑)
シンセロックへ接近しとても聴きやすくなった作品。
ゴシック「メタル」と言うより、ゴシックロックと言ったほうが正しいように思いますが、
今では有り触れたヘヴィサウンドとシンセ/ゴスサウンドの融合はこの年代ではやはり前衛的だったのでしょう。
私はこの作品の発表から10年以上もたってこの作品に出会いましたがリアルタイムで聴けなかったのが悔しいです。
まあ、当時の私はメタルなんて微塵も知らない小学生ですから、もし聴いても全く理解できなかったでしょうが(笑)




9. ハルディン ★★★ (2014-04-16 22:27:18)

名盤「Draconian Times」に続く6th。脱力的な気だるさを伴うクリーンVoがますます歌心を増し、無機的な冷たさを放つピアノ/エレクトロニクスが時にGすら押しのけて主軸となる場面もありメタルというよりはニューウェーヴ・ゴスロックのような音になり、前作までとはだいぶ印象が変わった。攻撃性やGはだいぶ鳴りを潜めているが、ピアノの奏でるメロウな旋律、浮遊感や虚しさを彩るようなエレクトロニカとゴシックならではの退廃・翳りの美学を前作とは違った形で打ち出していて、個人的にはそこが好きなところ。


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