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EQUINOX (1975年)
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EQUINOX
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解説 - EQUINOX
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. やまねこ ★★ (2002-08-17 22:55:00)

STYX通算5作目。Tommy Show加入前では最後のアルバムとなる。
ブレイクした後のようなポップスな面を前面に出すことなく、
本作ではメロディアスであるがコマーシャル性の低いプログレHRがいまだ前面にでている音創りである。
Light Up、Mother Dear、Lonely Childのようにシンセがバリバリに活躍する劇的な開始は、当時の象徴的なプログレHR的作品と言えよう。
繊細で美しいアコギ前奏曲Prelude 12とその余韻から開始されるSuite Madame Blueの流れは、劇的かつ美しく本作のハイライトと言える。
繊細さな美しさとヘヴィネスが同居するSuite Madame Blueは、プログレ・バラードの傑作で、
個人的にSTYXの中でも好きな曲のひとつである。
本作と次作でSTYXのサウンドは、プログレHR系曲の成熟度、洗練度が日増しにUpしていく。
本作は、その過渡期の断片として位置付けられ、荒削りな部分が残存しており、
独特の魅力を放っていると思う。




2. ★★ (2003-11-02 19:00:00)

1973年に発表した第2作“STYX Ⅱ"からのシングル“Lady"がラジオのへヴィ・ローテーションがきっかけで「1975年に」全米6位の大ヒットとなった。結果、メジャー・レーベルのA&Mと契約、第1弾のアルバムがこれ。
初のセルフ・プロデュースだが、マイナー・レーベルでの1~4作の流れからは考えられないほど、“音"の完成度が高まっている。4作目までで感じられた“散漫さ"はなく、方向性は“プログレ・ハード"に統一され、「迷いがない」といった印象。アルバムの流れも素晴らしく、無駄な曲はない。文句なく一級品だと思う。
①“Light Up"はポップな曲。シンセサイザーの音も気持ちよく、得意のコーラスも披露、“コンパクトだが起伏のある"その意味では典型的なプログレ・ハード。
②は前述の“Lady"に続き、シングル・ヒット(全米27位)した“Lorelei"。最も簡潔なシングル向きのポップな曲。
③はJohn Curulewskiがリード・ヴォーカルをとるプログレ志向の“Mother Dear"。シンセサイザーが大活躍します。
④はDennis DeYoungらしい、簡潔ながらドラマティックな曲。
⑤はJames“JY"Youngらしい、ハード・ロック。(Tommy Shawはこの曲に「(当時、初めて聴いたときに)ぶっとばされた。STYXってすごいと思った」とかなんとかいってます)実際、かっこいいです。アルバム後半、飛ばしますよって感じ。
⑥はDennis & JY共作。ドラマティック&ハードという、2人のカラーがわかりやすく出ています。Dennisがバンドにいたら、これをライヴ・ヴァージョンで聴いてみたかったです。ハイライトです。
⑦一息ついて、ギターのインスト“Prelude 12"です。③でもそうですが、初期STYXではCurulewskiのこういうセンスが“STYX"の名前のイメージに沿った“怪しい、どんよりした"雰囲気を醸し出していたのだと思います。彼がそのままいたら、それはそれですごいバンドに成長していたと想像します。(しかし、すでにこの世にはいません。残念)
さて、序曲⑦に続き、⑧“Suite Madame Blue"はアルバムの締めにふさわしい、大作です。完璧です。聴いてください。KANSASの、(これまた大作・名作)“Song For America"に重なるテーマを持った曲ですが、素晴らしさもこれに匹敵します。“アメリカン・プログレ・ハード"ではこれらを聴かずにいてはいけません。
(※↑上の“やまねこ"さん、これってバラード?そう言っちゃうと、聴いたこと無い人は誤解しちゃうと思います。後半はまともにハード・ロックしているし。→僕はそもそも、STYXが“非HM/HR"のところにあるの、気になるんだけどなあ。まあ、日本では後期のアルバム“Cornerstone"“Paradise Theatre"“Kilroy Was Here"のイメージしかないようなところがあるからだろうけど、「本来は」間違いなく“ハード・ロック・バンド"でしょ→だから、この辺のアルバムなら、ハード・ロック・ファンの方々も楽しめるんじゃないでしょうか?って言いたいんですよ。それだけ)
次のアルバム“Crystal Ball"(Tommy Shaw初参加)も同じく、すごいです。



3. 火薬バカ一代 ★★★ (2010-11-07 21:52:31)

ラジオで話題となり、'75年にシングル・カットされた“LADY”(と同曲を収録する2nd『STYX Ⅱ』)が遅まきながら大ヒット、これを足掛かりに米メジャーのA&M RECORDSと契約を締結、更にオリジナル・メンバーのジョン・クルリュスキーが本作を最後に脱退・・・と、あらゆる意味においてSTYXの『分岐点』となった'75年発表の5thアルバム。
トリプルVo、ツインG、Key、それに壮麗なボーカル・ハーモニーを活かした、ロックンロール系の楽曲とドラマティックなプログレ・ハード系の2パターンの楽曲から構成される本編という、前作『MAN OF MIRACLES』において確立された音楽スタイルを更に磨き上げつつ、カラフルでノリの良いOPナンバー①や、ヒット・シングル②に明らかなように、メジャー・デビュー作という事で、泥臭さが一掃されカラッと垢抜けた楽曲群は全体的にポップ風味が強化。クルリュスキーはこれを嫌ってバンドを去る事になるわけだが、そうは言っても、クニャっとしたシンセ・サウンドと浮遊感を湛えて駆け抜けていく③、キャッチーなBライン、ツインG&ツインVoのハーモニーが印象的な⑥等、単純に「ポップ」と切り捨てるには、捻りや小技の効いたアレンジ・曲展開の妙が堪能できる名曲・佳曲が本編には顔を揃えている。中でも、アコギ・インスト曲⑦からメドレー形式で展開し、アルバムのクライマックスを堂々飾る、重厚、劇的、そして立体的に重ねられたボーカル・ハーモニーが壮麗さをも演出する⑧に至っては、中期STYXを語る上で外す事の出来ない超名曲ではないかと。
最終的にアルバム・ランキング58位まで上昇し、、ゴールドディスクを獲得したと言うのも大いに納得の行く本作。HR/HMファンなら⑧を聴くためだけにでも購入する価値がある1枚ですよ!




4. 名無し(2013-10-17 20:27:48)

初メジャー作にして、DeYoungバンドとなる第一歩の作品。
JCがまだ在籍してるのでサイケ・プログレ要素も少し残っています。
ある意味でこの作品までがギリギリ「Styx」です。



5. 名無し ★★★ (2017-07-08 21:06:36)

styxの最高傑作です


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