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CURSE OF THE HIDDEN MIRROR (2001年)
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CURSE OF THE HIDDEN MIRROR
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解説 - CURSE OF THE HIDDEN MIRROR
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. クーカイ ★★ (2001-09-23 22:47:00)

2001年発表。
前作はBOCの世紀末ヴァージョンだった。音づくりは新しく若々しさに満ちており、それでいてBOCらしさを濃厚に主張した名作であった。
そして、本作である。てっきり前作と同じ路線を行くのかと思いきや・・・。少し戻りましたね。'70年代に。一歩進んで二歩下がるというか・・・。下手すると『IMAGINOS』より雰囲気が古いぞ。しかもちょっと地味だ。
でもこれで良いのだと思う。
'70年代のHRが好きな人は是非、聴いてみて欲しい。少し泥臭くてちょっぴりキャッチーで、ガツンとハードなHRが聴けます。いや、今時のギタリストでこんな風にソロを弾いている人いないよね。早弾きなのに味があるという。
傑作ではないんだけれど、好きな人にはたまらないという作品です。オカルト路線のジャケットも秀逸。彼らにはこのままAC/DCのような存在を目指して頑張ってもらいたいな。




2. 銘菓ひよこ ★★ (2001-10-08 17:20:00)

いや~、コレはイイですよ。自然体っていうか、いい意味で肩の力が抜けてて、思いっきり和めますね。 まさか今の時代にこういうアルバムに触れられるとは。 7曲目のHere Comes That Feering なんて、世が世なら全米TOP10入りしてもおかしくない位の佳曲ですよ。
雑誌などの媒体でもプッシュされる事は無いと思うけど、こういう良質の作品が人知れず消えていくなんて・・・(せめて日本盤ぐらい発売して。)




3. m.c.A.K. ★★ (2003-02-28 11:54:00)

うん、確かにサウンド的には70年代的な渋味があるんだけど
80年代のポップ感覚を通過しつつ戻った感じですね。絶妙です。
前作は“渾身の一撃"、本作は“自然体"かな?




4. はっちゃん ★★★ (2010-12-28 01:13:13)

支流が本流に合流しましたね。

80年代はポップでライト。90年代はヘヴィでアグレッシヴ。
そして2000年代の現在、上記の音楽性を経て本来のBOC、つまり70年代の彼等に戻りつつあります。
サウンドこそ遥かに現代的だけど、アルバム全体の雰囲気は間違いなく70年代。

その要因のひとつとしてリフ・ワークが挙げられるんですが、2本ないし3本のギターがこれまでに
なく有機的な絡みを聴かせてくれています。生きているかのようなバッキングは聴き応えアリ。
そしてもうひとつ。これはものすごく大事な要素。アラン・レ二アのキーボード。あからさまな
シンセサイザーではなく、ハモンドおよびソレ系のアナログなオルガンサウンドは確実に70年代の
自分たちを振り返った結果だと思われます。

よく聴き込むと原点回帰と同時に、過去の彼等には見られなかった新機軸も盛り沢山。
これはボブ・ロンディネリ効果と言ってもいいと思われるリズムの多様化。オリジナルメンバーの
アルバート・ブーチャードでは多分こうはならなかったでしょうね。ハネたファンク・ビートや
曲の中間部に仕掛けられたリズム・トラップ、テンポ・チェンジなどよいフックになってます。

彼等のパーソナリティであるヒンヤリとした哀感、ねじれた美しさ、不安を煽る怪しさは
ここに至って、より顕著になりましたね。かつてのような知的かつ狂った感じは薄いのですが。

メデイアの評価なんかどうでもいい。言葉にすると陳腐になるけど、僕の評価は最高傑作です。



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