フリーのサードアルバム。 このアルバムにおいて,彼らは完全に自分達のサウンドを確立したと言える。 また,アルバム発表以前にシングル盤でリリースしたALL RIGHT NOWのビッグヒットも影響してか,フリーのアルバムの中で最もヒットしたアルバムでもある。 まだ聞いていない方はぜひ聴いていただきたい。FIRE AND WATERから始まりALL RIGHT NOW (LONG VERSION)で終わるこのアルバムはどれも粒揃いの名曲である。 個人的なことで申し訳ないが,我が青春の思い出の一枚でもあるこのアルバムこそフリーの最高傑作アルバムであると信じて疑わない。 ロジャースのボーカル,コゾフのギター,カークのドラム,それに今聞いても当時18歳のアンディーのベースがこれほど肉体化し自然体でプレーしていたとは信じられない気がするが,とりあえず恐ろしいメンバーが集まったグループには違いない。
こういう音って、ボクらの世代(30代)にとってはルーツを知るためのアルバムになるんだが、シンプルな曲にシンプルな音であるのに凄くカッコいいと感じるッス。 同年代のいわゆる70年代の雄たちの作の中では、このバンドが最もストレートで渋いのではなかろうか。 あのバンドの命名のルーツといわれるMR.BIGやALL RIGHT NOWなどイイ曲が揃ってると思う。
"ALL RIGHT NOW"しか知らなかったので、"ALL RIGHT NOW"を基本に予想してたら、いい意味で?痛い目にあった名盤。この間は天才的だ。こんなにも英国的な渋いロックアルバムにはそうそう出会えるものではない。スカスカ?いい意味で(そればっかかよ!)確かにスカスカですな。この間<ま>というか、空間・空白がすごく良いんですけど。
自分もkotoraさんと全く同じ体験をしました(笑) All Right Now路線の曲がアルバム全編に・・と予想したらあまりの渋さに肩透かしをくらってしまいました。 しかし、聴けば聴くほど彼等のシンプルかつもったりとしたテンポの楽曲の虜になっていきましたね。 Heavyload、Mr.BIG、Don't Say You Love Meなどが特に好きです。
このバンドの代表作にして最高傑作。ブルースを基調に、情感あふれるボーカル、地味なドラムス、独特の浮遊感のあるベース、流麗なギターというのがこのバンドの特徴だと思うが、それがよくあらわれていると思う。 個人的に好きなのはFire and Water、Remember、Heavy Load、Mr. Bigかな。特に、Mr. Bigの曲後半のギターとベースの絡みは素晴らしい(ちなみに私はこの曲を聴くとどういうわけか、やるせない焦燥感みたいなのを感じる)。Oh I WeptやRememberなんて、元々は捨て曲みたいなつもりで入れたんじゃないかと思うのだが、それなりに(ていうか、かなり)聴かせる曲であるところがまたいいよね。逆に、All Right Nowはこのバンドの代名詞みたいな曲ではあるが、変に明るい感じ(?)で、私はどうもあまり好きにはなれない。 いずれにせよ、Deep PurpleのMachine Headなどと並べて、ロックファンなら必ず買うべき一枚である。