Hello Chicago! Would you please welcom from England, U F O! この印象的なMCから始まるブリティッシュHRに燦然と輝くライブアルバム。 フィルのボーカル、マイケルのギター、ピートのベース、ポールのキーボード、アンディーのドラム、全てが完璧だった。(特に「LOVE TO LOVE」はメンバー入魂の素晴らしいナンバーだ。) HR初心者の方には是非、“大仰なサウンド"が主流の今だからこそ、あの時代の「ブリティッシュHR」に触れて欲しい。そして何かを感じとって欲しい。貴方のHR人生に必ずプラスになるはずだ。 余談ですが、MCのあと「NATURAL THING」で始まる旧バージョンの印象がまだ頭に残っていて、EXPANDED EDITION(「HOT'N'READY」)が今だしっくりいかないんだよな~。
フィル・モグのヴォーカルはブリティッシュ的だが、HOT'N'READYでは やや不安定さが目立つ。しかし演奏はさすがにこなれている。大酒のみ でジャンキーの集団であろうが(マイケルだけではない)するべきこと をきちんとやっているのはさすが3大ブリティッシュHRバンドのひとつ である。入魂のLOVE TO LOVE,のりのいいOUT IN THE STREET~ONLY YOU CAN ROCK ME 緊迫感あふれるLIGHTS OUT がフェイバリット だ。多くの人が指摘するように失踪直前の追い込まれたこの時期だから こそマイケルのギターは神々しいまでの輝きを見せている。ぜひこの時期 のマイケルを見たかった。