1988年4月14日、Extasy Recordsより発売された1st Album。初動1万枚以上と、当時のインディーズとしては記録的なセールスを上げ、インディーズ・レーベルながらメジャー・チャートにランクインを果した日本史上初のアルバムとなった。1997年までに80万枚以上を売り上げている。
タイトルの意味としては、「幻影が消えていく」イメージであり、当時は色物バンドと見られていたXの表面的なイメージが消えて核が見えてくる状況を表現したとYOSHIKIは語っている。
画家の西口司郎によるジャケットは、収録曲「Sadistic Desire」の歌詞をモチーフにしメンバーが原案を出したものである。ボンデージ風の服を着た女性(首から下、顔は見えない)が背後からナイフで胸に「X」の文字の大きな傷を付けられ、両腕を有刺鉄線で縛られるグラフィックが描かれており、バイオレンスなものとなっている。
2000年9月13日にワーナーミュージック・ジャパンより復刻盤(XXC-1001)が発売された。現在は廃盤。初回盤CDはアメリカ製で、ミニ写真集が付属していた。歌詞カードはLP盤のものを流用している。ブックレットなどに表記されてはいないが、楽曲はデジタルリマスタリングされており音質が向上している。(しかし、さして何も変わってないというのがリスナーの間での定説である)