魔暦紀元前13年(1986年)4月2日、FITZBEATより発布された第二大教典(2ndアルバム)。
『ザ・ベストテン』出演などこの頃にはテレビなどの媒体への露出も増えたため知名度も上がってきており、同時発布のシングル(小教典)「蠟人形の館」のヒットもあって前作を超える売り上げになった。 このアルバム(大教典)は、初期の聖飢魔II(1986年まで)の中で一番売れたものである。
この教典はレコード/コンパクトカセット/コンパクトディスクで発売された。そのうちレコードは33r.p.m.12インチディスクで発売されたため、2曲が省かれている。さらに各曲イントロの説法(MC)も収録されなかった。
楽曲それぞれが“怪奇物語”をイメージ・テーマに基づいた教典となっている。バンドのセルフプロデュースであるとともに、この教典はダミアン浜田の集大成ともなっており、聖飢魔IIの初期代表曲が多く入っている。さらに前作より加入のジェイル大橋のコンポーザーとしての才能も開花し、次作への布石となった。 但し、このアルバムも他の90年迄の多くのソニー期のアルバムと同じく廃盤である。
録音:魔暦紀元前13年1月-2月
チャート最高順位
週間最高順位5位(オリコン)