おそらく殆どのIRON MAIDENファンの人たちは「1番良いアルバムは??」なんて訊かれたって一枚だけに選べるはずが無いと思います。 それだけ歴史が長く、傑作たちが多いですものね。 私も悩んでしまいます。 消去法消す事が出来るアルバムはいくつかありますが・・・ 最高傑作と呼べるのはこの「PIECE OF MIND」か「THE NUMBER OF THE BEAST」か「POWERSLAVE」か「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」のうちのどれかだと思います。 きっと皆さんもこの中から選ぶ人が多いと思います。 トータル的に完成度が高いと感じるのは「SEVENTH~」ですがバンドの歴史的に考えてレベルアップしたという意味では「THE NUMBER~」が重要かもしれませんね。 「POWERSLAVE」はなんと言っても「ACES HIGH」が入っているし・・・ 色々グダグダ書きましたが結局1番好きって意味で言うと「頭脳改革」です(これは変な邦題ですね。) アルバムラストの「惑星征服」なんと言っても良い。 MAIDENの数ある大作主義の曲の中でも1番好きです。(ちなみに2番目はアレキサンダー・ザ・グレイトです。) いやぁ。長く書いてしまいました・・・
一番じゃないけどけっこう好き。日本では凡作と評する人が多いらしいですが、本国イギリスでは売れまくったらしいです。 スティーブハリスは『SEVENTH SON OF A SEVENTH SON』が出るまでこれが一番好きだったらしいですね。 「FLIGHT OF ICARUS」「THE TROOPER」「WHERE EAGLES DARE」「STILL LIFE」「REVELATIONS」などこれも好きな曲多数。
クライヴ・バー(Ds)に変わりニコ・マクブレインが加入。 ニコのドラムが鬼人の如き荒々しさの「WHERE EAGLES DARE」、静と動の対比が印象的なドラマティック曲「REVELATIONS」、未だかつてないほど演奏がシンプルな「FLIGHT OF ICARUS」、ブルースの歌唱に引っ張られて明るく疾走する「DIE WITH YOUR BOOTS ON」、ツインで奏でられるギター・リフがかっこいい、初期の頃に近い疾走曲「THE TROOPER」、サビの優しげなメロディとツイン・ギターが美しい「PHATOOR~STILL LIFE」、歌い出し間もなくのブルースの歌唱に鳥肌が立つ「QUEST FOR FIRE」、重ねられたコーラスがキャッチーながらも心地よい「SUN AND STEEL」、MAIDENアルバムに欠かすことのできない壮大な展開のドラマティック大曲「TO TAME A LAND」。 作曲クレジットにブルースやエイドリアンの名が目立つようになり、前作以上にブルースの歌メロを前面に押し出した内容になっている。 ただ、このメロディというのがかつてのメロディアスとはちょっと違った、のちのジャーマン・メタルにも通ずるような臭さがあり、これを気に入るかどうかで本作の評価は分かれるのではないだろうか? 全米進出のきっかけとなったヒット作であるが、個人的には初期のスリリングさが薄まってしまったような気がしてならない。
[The trooper」と「FLIGHT OF ICARUS」が当然かっこいいですが、「Still Life」とか 好きっすね。あと「Die With Your Boots On」も捨てがたい。かなり良いアルバムっすよ。 好きな曲は「PowerSlave」よりも多いかも。「Maidenengland」 (ライブビデオ)で、ここらへんの曲やってましたが、ライブでも栄える曲です。今は、もう やらないんだろうなぁ・・・観たいなぁ。名盤。
個人的には80年代のメイデンのアルバムでは「SOMEWHRE~」がサウンド、楽曲共にに一番好きなんでけどね。でも「WHRER EGLES DARE」「TROOPER」、「REVELATION」などいい曲は揃ってますね。が、このアルバムの曲ってテンポが遅すぎるのが問題なんですよ。「REVERATION」なんて好きな曲なのにテンポがトロ過ぎて聴くのが辛い・・。ライブだと結構テンポ速いんでライブバージョンの方が気に入ってます。このテンポの遅さに関してはスティーブも怒ってた気がするなあ(少なくとも「FLIGHT OF ICARUS」に関しては怒ってました。ブルースが主導を握ったとか)。 まあ最高傑作はなんと言われようと「DANCE OF DEATH」ですけどね。
3rdから5thにかけてのMAIDENって本当にすごいと思う。 勿論6th・7thあたりの成熟してきた時期の名盤も捨てがたいが、3rdと本作は名曲ばかりを収録した名盤だ。私的にはアルバム1枚につき地味な曲が1曲(前作だと「GANGLAND」、本作だと強いて挙げれば「QUEST FOR FIRE」か?)あるかなと思うけれど、それも他の超名曲群と比較すればの話で、結局のところは捨て曲なしの名盤と評価したい。 そこで、本作だが、『荒鷲の要塞』から題材をとった1曲目に始まり、2、3、4と『LIVE AFTER DEATH』でもお馴染みの名曲3連発、とどめに5曲目「THE TROOPER」が来た日にゃあ、もう。悶絶ものです。 「THE TROOPER」。ツインリードの絡みといい、その疾走感といい。最高の1曲である。正直なところMAIDENを代表する曲を一曲だけ選べと言われたら、この曲か「THE NUMBER OF THE BEAST」だな。
今作を一言でいえば、強烈なインパクトにこそ欠けるものの、どれも水準以上の良曲がそろった良質のアルバム、といったところでしょうか。自作の評価に厳しそうなハリス先生も今作の楽曲の出来栄えにはおおいに満足していたらしく、おすすめのアルバムの一枚として名を挙げていました。とくに印象的な曲をあげれば、 最近再び(20数年ぶり!)にシングルカットされ、当時を越えるヒット(!!)を記録した時を超えた名曲The Trooperをはじめ、 オープニングを飾る勇壮な打撃系雪中行軍マーチWhere Eagles Dare、 コンパクトながら重々しく崇高な威厳を感じさせるFlight of Icharus ノリが良く切り返し満載の曲展開がライヴで真価を発揮するDie with Your Boots On、 繊細なメロディをいくつも織り合わせた異色曲Still Life(メロディアス度ではMeiden屈指の一曲)、 予兆に満ちた気配が、異界のエナジーを放射する謎の終曲 To Tame a Land (平たくいうと、RPGのラスボス曲のような「邪神復活!!」的な雰囲気です。) など、どれも強烈にマニアックな曲想です。およそ彼ら以外にやりそうもない特殊なムード&曲調が満載で、いかにも「Maidenらしい」作風に仕上がってます。ハリス先生お気に入りの理由はこの辺りにあるのかもしれません。
余談ですが、このアルバムの曲はどれもライヴの方が断然よいです。楽曲のヴァイタリティーがアルバムとはまるっきり違います。レコードでは録音がやや硬くかすれ気味、各楽器の音の芯が捉えられていないうえ、各パートの音の配置が平面的すぎて音に奥行きがありません。おまけに、いかにもスタジオで切り張りして作ったようなぎこちなさがあります(ついでにブルースのVoも上ずり気味、はっきりいうと「ヘタ」に聞こえる所が結構あります)。この悪い録音では、楽曲本来のパワーの50%くらいしかとらえきれていないような気がします。逆にライヴ、とくに最近では、どの曲も凄いこと凄いこと……。「Early Days」ツアーでのDie with Boots Onなど、その場にいたら失神確実のものすごさです。
以上手早く「オススメです」といって終わりたい所ですが、実をいうと個人的にこのアルバムには長いことなじめませんでした。最初のうちは退屈で仕方なく、CDラックの奥の暗い所に何年も放り込まれていました。どうも刃が鈍ったというか、The Number of The Beast の終末的な緊張感が失くなって、妙にヤワな音になってしまった……、という感じでした。もしリアルタイムでこれを聴いていたら、「Meidenは死んだっっっ!!!」とかいって泣き叫んでたかもしれません。……数年後、ふと聞き返してみて、はじめて今作のよさに「目覚め」ました。
こういう個人的な事情のほかにも、上に述べたようにただでさえアクの強いこのバンドの中でも、かなり濃いめの作風であること、インパクトでは1stと3rdに大きく劣り、楽曲の魅力では6thや7thには及ばず、5thのAces Highや9thのFear of The Darkのような一撃必殺の大名曲があるわけでもない、ということを考えると、初心者にこれを勧めるのは少々ためらいを感じます。 どちらかというと、Meidenをすでに何枚か聴いて彼らの音楽に親しむようになった人が、次なるステップとして向うべきアルバム、という位置づけでしょうか。HM的フレーズを用いれば、ちょうど鋼鉄の守護者が守る城門をくぐり抜けた後に、中心にそびえる処女の神殿へ向かう巡礼者がたどる園路の踏み石のような趣きの作品といってよいでしょう。
最近リマスター盤で聴き直した。ニコが加入したはじめてのアルバム。どちらかというと地味な存在か(書き込み数がそれを物語る?)。 全編を通して平均以上だが、コレという決定打を欠いていいるのかもしれない。もちろん「THE TROOPER」みたいな必殺チューンだって あるんだけどね。個人的には、ニコのドラムスが暴れまくる「WHERE EAGLES DARE」、“If you're gonna die、"の掛け合いがやめられない、「DIE WITH YOUR BOOTS ON」、飛び跳ねるリズムが軽快な 「SUN AND STEEL」、♪タァ ~ ンタララァ ~♪という物悲しい調べで幕をあける「TO TAME A LAND」あたりが聴きどころだと思っている。 余談ながら、発売当時はなんでもかんでも「邦題」をつける風潮があり、アルバムタイトルどころか、ほぼ全曲にわたって漢字の上塗り がされていることに、今更ながら辟易する。結局、こういう余計な解釈、表現は、つまらない誤解を生む原因になりかねないと思う。
↑録音が悪いとかブルースの歌がヘタに聞こえる・・って書いてありますけど、全くそんなことないです。少なくともリマスター盤では。まぁ①がちょっと長いかなぁとは思うけど、名盤でしょう。地味な曲と書かれてる「QUEST FOR FIRE」なんて、初期の聖飢魔Ⅱの元ネタはこれか!な、クッサクサの哀メロ爆発な名曲だと思うけどなぁ。 これが一番好き!って人が多いのも分かる気がする。
IRON MAIDENのアルバムの中でミドル・テンポの曲が多いアルバム。 この頃のブルースはまだ歌っていた。 歌う事を放棄して、物語の語り部として、語るVoになったのは Somewhere in Timeから始まり、Fear of The Darkで頂点を迎える。 その後ブレイズを迎え、暗黒時代に…そしてブルース復帰で彼はまた 歌えるヴォーカリストとしての実力を見せつけるのであった。
少々印象は低いです。どこか前作の成功で空気が緩くなった感じがします。もっともその面が曲のポップさに表れてます。"The Trooper"は疾走+メロディの素晴らしい組み合わせの曲ですし、"Flight of Icarus"は前作の"Run to the Hills"の流れを汲むポップな曲です。とりあえず、"Powerslave"よりバランスはいいです。