サイケ風なブルーズに乗せて様々な角度から性と暴力が交錯する現代社会をダイレクトに風刺しつつ"Baby, please don't do what we have done"、"Children, be good after we are gone"と次世代の子供たちに呼びかけています。この曲にも竹内まりや、終盤のシャウトには何とご子息も登場。アルバム通しで聴くなら飛ばしても良いと本人は言いますが、いやいやなかなかのもんですよ。
CARPENTERSの"Close to You"を彷彿させるピアノが主体の仄かな哀愁が懐かしい感覚で心地良いバラード。歌詞は時代の流れで変わりゆく街並を憂い哀しみを表現したものです。自身出演のフジフイルムのCMソングに起用されました。コーラスには竹内まりやが参加しています。"誰かの風の跡"と同様シングルにしても良かったと思える曲。
ソロ1stアルバムのオープニング。タイトルだけならLINDA ROSTADTの"Prisoner in Disguise"を連想しますが、むしろDAWNの"幸せの黄色いリボン"がハッピーエンドになる前のように悲痛な内容です。つまり主人公はリアル囚人の男で、英語のリフレインと最後の日本語歌詞に込められた心情をクールでお洒落な曲調に乗せて表現しています。非シングル曲ながらファン人気は高いようで。
1986年11月、KUWATA BANDラストシングルとなる4th。前作に引き続きオリコン1位獲得と"1年限定"効果は止まるところを知らず。曲自体は以前から出来ていたらしく、KUWATA BANDでは唯一となるこの思い切り寂しいバラードをフェアウェルソングとして持ってきた感ありですね。ELTON JOHNやBILLY JOELを思わせるピアノ主体の叙情的なバラード。C/WはC.C.R.の"Have You Ever Seen the Rain"をカバーしています…おっ、趣味が合いました。