この曲を聴け!
最近の発言
Make No Mistake / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
The Silence / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
Travel Now Journey Infinitely / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
Turn Away / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
Breach / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
Endless Roads / Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)
Travel Now Journey Infinitely (Usher-to-the-ETHER)


MyPage

TRINACRIA - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Make No Mistake / Travel Now Journey Infinitely
これは凄まじいですね…ただでさえど迫力のメタルサウンドを、ノイズが一歩も二歩も押し上げている感じ。圧力を感じる刻みリフと破壊的ノイズの相性は抜群で、聴いていると息が出来なくなりそうです。毒電波を受信して狂いだしたENSLAVEDという雰囲気の曲。かっこよすぎでしょう。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:37:13)


The Silence / Travel Now Journey Infinitely
ノイズとメタルの最大限に劇的な混交、といった感じの曲。
メタリックに疾走しつつも何度もノイズの落とし穴に落ちるようなちょっと滑稽な前半、ノイズに浸食されたカオスの中から不意に見えるメロディが美しい中盤、魔女の大釜で煮込まれるような気味の悪いメロディの聴ける後半と、どこを切り取っても印象に残る完成度の高い曲。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:36:17)


Travel Now Journey Infinitely / Travel Now Journey Infinitely
トレモロリフと女性Voの見せる情景が美しい曲。
なんですが、この音からは地球最後の日、逃げ惑う群集を見ながら自分も地球と運命を共にする…みたいな光景が浮かんできてしまいます。人類自体のエンディングテーマ…みたいな雰囲気がある(笑)。女性ヴォーカルもラストは狂いまくりだし。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:35:21)


Turn Away / Travel Now Journey Infinitely
3曲目のようなガツンと来る曲でなく、こういうジワジワくる曲を頭に持ってくる辺り少しカルトかも。音圧が大きくなり、悲鳴のような音が混じってくる辺りからもう恐怖感でこの場から逃げたしたくなるような音になってきますが…逆にそれが快感(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:34:23)


Breach / Travel Now Journey Infinitely
ギターの奇妙なメロディに脳がやられそう…スピリチュアルな世界に傾倒している人が聴いたら、本当に何か超常的なものと交信出来てしまいそうな曲。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-07-30 18:33:41)


Endless Roads / Travel Now Journey Infinitely
日常に現れた小さな軋みが段々大きくなり、遂にはそこから何か圧倒的な存在が降臨し、完全に日常が崩壊していく様を描き出したかのような曲。スピーカーの周りに魔界に通じるゲートとか開きそう。Grutleのヴォーカルも、威厳があって曲の雰囲気を更に濃いものにしてます。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:32:35)


Travel Now Journey Infinitely

2008年発表の1st。

TRINACRIAはブラック/ヴァイキングメタルバンドのENSLAVEDと、ノイズデュオのFE-MAILのメンバーが立ち上げたプロジェクトみたいですが、音楽性も正にメタルとノイズを融合させたという感じですね。メタル:ノイズの割合は6:4くらいで、どっちかと言うと核はメタルの方にある感じ。

…DEAD RAVEN CHOIRやSTALAGGH、ILDJARNなどブラックメタルから派生したバンドにもノイズに足を突っ込んだような音楽性のバンドがいますが、そうしたバンドは割と加減を知らない所があるのに対し、FE-MAILは本職のノイズデュオだからか、ノイズが普通の音量で聴いていたら耳を痛くするような大きさになったり、不快に感じるような音色になったりといったことがなく、スマートに音楽性をかっこよく、聴いていて心地の良い物にしているという印象。

ノイズ系って難解で聴きづらいものをありがたがって聴いている(私は全くそうは思わないんですが)…みたいに揶揄されてるのを良く見ますが、このバンドの音楽性にそうしたスノッブさは全くなく、曲の情景を更に鮮明なものにしたり、迫力を増したり、陶酔感を強めたり、展開に妙味を設けたりなどに効果的にノイズが用いられているという感じで、むしろ初聴きの時から引き込まれるような当たりの良さがあるように思います。ノイズとメタルの陶酔感を掛け合わせたような曲やノイズがメタルの攻撃性を更に触発する曲など、一曲毎の個性もあり結構取っ付きやすい感じがします。

しかし、骨太なヴァイキングメタルを聴かせるENSLAVEDが、こういうアヴァンギャルド/プログレッシブな方向に興味を持っていたというのは意外ですね…。ENSLAVEDってブラック/ヴァイキング以外に、プログレメタルの文脈で語られる事も多いようですが、骨太な裏に潜む幽玄さに、このTRINACRIAに通じるプログレ性を感じ取ったリスナーが多いということなんでしょうか…。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-30 18:30:00)