この哀愁の根底にあるのはやはり北欧の血なのだろうか。 ガレージ・ロック、パンク的ハチャメチャさだけがこのバンドの持ち味ではないのだが、ここまでメランコリックな作品になろうとは、いい意味での驚きである。 タイトル曲の「BY THE GRACE OF GOD」や「RAINY DAYS REVISITED」、「GO EASY NOW」ではそれが特に顕著に表れている。 「BETTER THAN YOU」や「U.Y.F.S」のような明るくキャッチーな曲もよい。 大袈裟ではなく、THE ROLLING STONESを想起させるかっこよさです。 ボーナス・トラックもとてもよい出来映え。