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Memoria
ロシア産デスドゥーム2011年作
前作Silent Veil of My Doomのレビューをボクが11年前に書き込みしてるのを見て、全くわかってナイなぁと反省している。
何度か聴いただけではこのサウンドの味わいは判らない。ドゥームサウンドにヘヴィさや異端的な濃さばかり求めていると、こういう作品はスルーしがちだ。
前作をダメ出ししたワリに一応抑えたこの作品は、愛聴盤になっており、就寝時に聴きながら眠りにつくことが多い、リラクゼーションドゥームだ。
というか、ドゥームに分類されているショップをよく見かけるが、もはやドゥームと言えるのかどうかもわからないほどライトなドゥーム作品だ。
ワンマンバンドということもあってか、各々の楽器の音は作りこまれてはおらずワリと単調で淡々としているが、かえってそれが味わいになっている。
軽い感じのギター、手数の少ないドラム、あまり濃さがないヴォーカル、暗くなり過ぎない翳りが少しある楽曲、あまり手の込んでいないアレンジ
薄めに絡みつくシンセ、浅めのリバーブ、どれを取ってみても控えめで、凄みは全くナイ。どちらかというとゴシック寄りのライトな作品だ。
しかし、ひとつひとつはインパクトに欠ける音である筈なのに、そのパーツが組み合わさると、何故かセンチメンタルなノスタルジックな感情がこみ上げてくる。
セピア色の大木ジャケのような、愁いを帯びた情景が心に浮かび、淡々とした起伏の少ない曲でありながら徐々にその世界観に飲み込まれていくのだ。
物静かな音作りと、そよ風のように優しいシンセがとても素晴らしく、全体のライトな音を引き立てている。
重量感を求めるリスナーには全く不向きなサウンドだが、とても味わいのある美しい作品なので、一聴してみて欲しい。
kamiko!
★★★
(2020-05-14 01:02:33)
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