ケヴィンとエリックのツインリードヴォーカルがとびっきり贅沢な1曲。のんきに眠ってなんかいられないゾ! 4人みんなが一流ヴォーカリストでもあるこのバンド。四者四様の持ち味(いや、一人一様に留まらないからもっと?)があるからそれだけ楽曲も幅広く、誰が歌ってるのか、また誰と誰の組み合わせで歌ってるのかっていうのもひとつの楽しみ。 それぞれ魅力があって誰の歌声も欠かせないけど、「美声」ということでいったら、やっぱりこの人、ケヴィンなのかなあと思う。 ドスの利いた低音も、その風貌からは信じがたい高音も美しく、厚みがあって、のびがあって、「安定」の美しさ。 同じアルバムの「Don't Hang Up」も、『The Original Soundtrack』の「Brand New Day」、『.,.meanwhile』の「The Stars Didn't Show」もすばらしくて、聴きほれる! 対してエリックは、けっして「美声」ではないように思えるんだけど(ただし、ファルセットは透明感があって美し~)、なんだか独特の、名状しがたい魅力があるんだな。ケヴィンにくらべ、ちょっと「不安定」さが織り交ざってるように感じられるところが逆にいいんだろうか? 書き忘れるところだったけど、ギターがまたよくってね。 結局全編聴き逃していいところ、なし! Any way you are~♪