I'm not in love もいいけど、この曲も負けず劣らずの、いいラブソング。 わたしはどっちかというと、こちらが好き。 この曲が原因で(? The things we do for love という説もあるけど)分裂してしまった(それだけでは決してないんだろうが、大きなきっかけとして)というのは、オリジナル10ccのファンとしてはほんとうにほんとうに残念で悲しいけど、でも、そこまでして貫いて後世にのこした価値はあるのではないかなと思う。 オリジナルサウンドトラックのなかのI'm not ~みたいに、硬派でオフザケで奇想天外で凝りっ凝りななかに、すっとこんな正統派の良質な美メロラブソングが、一歩間違えば場違いとも思われるスレスレで紛れ込んでて面食らう、肩透かしを食う。 聴く者の意表をついて、どっからきてもやってくれる的な間口の広さ、アプローチの多様さこそ、オリジナル10ccのよさだった...というかよさにしつづけてほしかったな~などと勝手なことを思ってます。