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HYPNOTIC (2003年)
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HYPNOTIC
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解説 - HYPNOTIC
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-05-05 10:15:55)

2003年発表の3rd。
このバンドは初期作がクオリティの高いシンフォニック・ブラックでその手を好むリスナーから高い評価を受けていますけど、この作品は既に脱ブラック化がかなり進んでますね…。

刻みを多用した、メロデスに近いリフワークとミッドテンポ中心のグルーヴィでキャッチーなバンドサウンドに、元シンフォブラックバンドらしい妖しくクラシカルなフレーズや、メカニカルな音色を取り入れたキーボードを乗せた音で、THE KOVENANTや近年のSATYRICON、SAMAEL辺りに近い作風に仕上がってます。流石にシンフォ系で高い評価を得ていただけあって、キーボードのメロディは印象深いものがあって良い感じ。

ただ、正直ブラックメタルらしさが殆どないリフワークは、聴いていてちょっと淡白さを覚えてしまうのも確かなんですよね…。この辺り、作風は変化してもSATYRICONのように邪悪なメロディは残しておくとか、SAMAELのようにどキャッチーでメジャー志向になってしまうか、大胆に耳を惹く部分が欲しかった所。音質もかなり整ってると思うし、質が低いという事は全くありませんが…まあ単純に好みの問題でしょうね。

上記のバンドを始め、DISMAL EUPHONYやDIMENSION F3H、MORTIISなどインダストリアルな方向に活路を見出すバンドは少なくないですが、その辺りのブラック的感性を残したインダストリアル作品を蒐集している方なら聴いて損はないと思います。



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