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DIAL 818 888-8638 (1994年)
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DIAL 818 888-8638
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解説 - DIAL 818 888-8638
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2013-03-03 09:25:02)

今作も国内流通はゼロコーポレーション、1993年リリースの4th。時代はクランジ・オルタナミュージックが全盛ですかた、メロディ指向のポジティブな明るめのサウンドなど受ける要素は皆無、時代に抹殺された事は言うまでもありません。適度なハードさと全編に渡り張り巡らされる良質なメロディの数々、無駄な装飾を振り払い質で勝負する。メロディ派には堪らない一枚となるでょう。癖の少ないハスキーヴォイスが雄弁な語り部となり愛とは何かを説いてくれるでしょう。全11曲の哀メロハードポップナンバーに捨て曲など皆無、国内盤は手に入りづらいでしょうがボートラ2曲入りの13曲のボリュームでしたね。音楽にとってメロディが一番大事だと思っている方には自信を持ってオススメしますね。こういったサウンドを産業ロックと揶揄されますが僕にとっては万人受けするロックサウンドを書き上げる才能の素晴らしさに最大級の賛辞と敬意を払いますね。この手のサウンドは産業ロックという意味とはちょっと違うと思います。個人的には産業ロックとは時代の流れに擦り寄り自らの築き上げたアイデンティティを損ない売れる事を見込んだサウンドを指すもので売り上げや認知度と相反するものだと思います。ここで聴ける至高のボーカルオリエンテッドな歌モノロックの豪快さと洗練されたメロディの数々に心が洗われますね。癒しの一枚、メロディ愛好家の方には是非とも手にして欲しい一枚ですね



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-08-10 23:20:51)

映画『トランスフォーマー』(アニメ版の方)の主題歌“THE TOUCH”等を一緒に共作した仲であるレニー・マカルーソと、70年代からPRAYERやSTEPPEN WOLFのメンバーとして活動してきたウェイン・クックという二人のベテラン・ソングライターを共同プロデューサーに迎えて、スタン・ブッシュが'94年に発表した3枚目のソロ・アルバム。ちなみに不思議なアルバム・タイトルは、リリース当時この番号に電話をかけるとスタンからのメッセージを聞くことが出来たのだとか。(現在はサービス終了)
個人的に、かつて1万円近く支払って中古盤を専門店で購入した数日後、近所のレンタルCD屋のワゴンコーナーで1,000円で投げ売りされているのを発見して膝から崩れ落ちた…ってな思い出が蘇り涙がちょちょ切れる本作ですが、内容に関しては支払った対価に十分見合う(むしろお釣りが来る勢いの)充実ぶり。躍動感溢れるロック・チューンから感動的なバラードまで、いずれの楽曲もドラマやCMソングとしてすぐにでも起用できそうなフックが備わっており、中でも海外のメロハー・ファンからも高い人気を誇っているという、ピアノのイントロから憂いを発散しながら力強く駆け抜けていく③と、情感豊かに切々と歌い上げるVoが胸焦がす⑥は突出したインパクトを誇る名曲ですよ。
スタンのクリエイトする、エモーショナルな歌声&抒情メロディに彩られたキャッチーな楽曲と、「流行を追いかけて自分の信じる道を変えるようなことはしたくない」という彼の強い信念が、ダーク&ヘヴィ一色に塗り潰された90年代のアメリカのHR/HMシーンにおいて一際眩い輝きを放っているように感じられる名盤。



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