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Ⅲ - the Lost Album

2019年に突如リリースされた幻の3rd。1988年にレコーディングされるもお蔵入りした幻の一品が復活しました。どのような形の音楽性に変遷したのかと興味も尽きませんが、③を聴いた時はズッコケましたね。完全のBON JOVIのRUNAWAYですからね。その初期BON JOVIやSURGIN'、Aldo Nova風味を全開に、英国テイストも織り込み情緒のあるメロディアスサウンドへと昇華、少々キーボードみたいな線の細いギターサウンドに懐かしい空気を感じるのか煩わしいと感じるかで評価も大きく分かれるでしょう。リズムセクションの軽めだしキーボードも重ねすぎである。硬派な味わいは少ないが、デビュー作から通じるキャッチーなメロディは磨きが掛かり、完全に振り切ることで迷いの無いスタイルに変換、いい意味で弾けるポップセンスもアクセントなり、1stと2ndの美味しいところをパッケージしていますね。
80年代スタイルを愛するメロディ派にとっては、外せない一枚でしょう。

失恋船長 ★★★ (2022-08-22 16:35:32)


31 Days

英国風味溢れる哀愁のメロディは聴こえてきますが、キーボードをフューチャーしたライトな作風に舵を切った2nd。コマーシャル性を高めた音楽性は随分とイメージを変えましたが、前作でもある程度この方向性に進む気配はあったのですがTOKYO BLADEの流れを期待をすると肩透かしを喰らう一品かもしれません。キーボードが前に出た事により、泣きまくる哀愁系のギターフレーズは大幅に減退、軽めのスネアに代表されるバブリーなリズムプレイ、シンプルなリフワークなど華やかさと堅実さの融合具合が評価の分かれ目でしょう。BON JOVIの1st路線を英国人がやりました的な感覚が漂い、コーラスワークや唄メロの持って行き方などは興味の引かれる所ですが、この手の音楽性としては少々練り込み不足も目に付きますかね。どんなにライトな作風に進もうとも隠しきれない英国の血がマニア心をくすぐる一品でしょう。メロディックな英国HM/HR好きなら聴いて損はしないでしょうね

失恋船長 ★★ (2016-04-11 14:42:40)


Shogun

音楽性の相違などで空中分解したTOKYO BLADEのアンディ・ライトンは同じくTOKYO BLADEのシンガーだったアラン・マーシュに声を掛けCHINATOWNのギタリストのダニー・グウィリム等と供に新たに結成したのがこのバンド。テレビ東京に番組を提供する制作会社が喜びそうな日本大好きぶりが窺い知れるバンド名もTOKYO BLADE譲りと、親しみを持って迎え入れたい所ですね。NWOBHM仕込みの哀愁系サウンドとキャッチネスさを共存させたソリッドなナンバーから甘口のナンバーまで収録と懐の深い作風を披露。1986年という時代背景や分裂前のTOKYO BLADEの方向性を巧みに取り込みつつも、華やかな派手さは抑え気味の素朴な雰囲気は英国的なニュアンスを十分に醸し出している。そこにマイルドだが湿った歌声もロックな熱を帯びており、泣かせるエモーショナルなギターとの絡みも上々で、それなりの音楽的スケールの大きさを堪能できる瞬間がカッコいいですね。個人的にはエッジの効いたメタリックなナンバーと甘口な楽曲の収録順やヌルイ音質に少々苦言を呈したくなりますが、お好みで聴けば不満は概ね解消できるので問題なしです。広がりのある音楽性は後期NWOBHM群の一つとしては、皆が進んだ方向性とも言えるので時代背景を考えて聴くと興味深さも倍増しますね。NWOBHMブームも過ぎ去り英国ではHM/HRシーンなど壊滅的な状況の中で暗中模索を繰り返し、その中で多彩な音楽性が反映された意欲作。暗く湿った英国風メロディアスHM/HRサウンドの中に適度な明るさも持ち込んだ作風はマニアならずとも一度を試してみたくなる一品ですね。

失恋船長 ★★★ (2016-04-11 14:16:59)


Burning Down the Night / Shogun
このアルバム最速のアツい正統派HMチューン
カッコいいぜSHOGUN

てかぷりお ★★★ (2016-01-26 00:08:53)


Tokyo Girl / Shogun
青空のようなイントロからキャッチー
AメロBメロサビソロイントロどこを切ってもキャッチー ついつい口ずさんでしまう 

てかぷりお ★★★ (2016-01-26 00:05:51)


T.V. Hero / Shogun
爽快なコーラスと疾走感の織りなす心地よさ!
ソロもかなりカッコいい

てかぷりお ★★★ (2016-01-26 00:00:26)


Shogun

1986年の1stアルバム
VoはTOKYO BLADEの1stとその後少し歌っていたアランマーシュ ショーグンというバンド名がハイセンス
バンド名はともかく、バカにできないクオリティの作品 ぶっちゃけTOKYO BLADEよりもアルバム全体の品質は高いんじゃないのかな 作風はメロディアスハード寄りの正統派サウンド アランマーシュの歌うVoのキャッチーな歌メロや透明感のあるコーラスが耳を惹きます 無名ギタリスト氏のいちいちカッコいいフレージングもかなり好みでアルバムのクオリティとお気に入り度がぐっと増します
メロディ重視の作風だと思うんですが、6.Burning Down The Nightみたいなハイレベルなツーバスドコドコもしっかり備えてるのがニクい

僕が買った再発CDはオリジナルとは曲順が違うようです 6分弱のバラードTime Will Tellがアタマになっておりかなり挑戦的だなと思いましたね 
何はともあれとてもいいアルバムです

てかぷりお ★★★ (2016-01-25 23:55:39)


Only the Lonely / Shogun
このサビ、まるっきりTOKYO BLADEと変わりませんな(笑)

せーら ★★ (2004-03-31 00:07:52)


Tokyo Girl / Shogun
東京が~る♪トッキオゥが~る♪
東京が~る♪トッキオゥが~る♪

せーら ★★★ (2004-03-31 00:03:45)


T.V. Hero / Shogun
あくまでクールなGASKINとは違いますが、コーラスが命なのは同じですね。将軍って名前で何でテレビヒーローなのかは知りませんが、とにかく良い。

せーら ★★★ (2004-03-31 00:00:15)


Too Much to Love / Shogun
これ良すぎですよ~。
TOO MUCH IN LOVE♪のコーラスが最高にハマる。
やっぱりアランのヴォーカルは素敵だ!

せーら ★★★ (2004-03-30 23:56:39)


Shogun

TOKYO BLADEの元メンバー(ヴォーカル、ベース、ドラム)が結成したバンド・将軍(笑)の1stアルバム。86年発表。
ジャケットに描かれているのは獅子舞なのですが、獅子舞は獅子舞でも日本のではなく、どう見てもインドネシアのバロンの方。なんでやねん(笑)勘違いってヤツでしょうか。本気でウケ狙いだとしたら相当のやり手ですね、この人ら。
わたしはTOKYO BLADEの元メンバーのバンド、というよりも将軍という名前にヤラレ、100%興味本位で買ったわけですが...ビックリです。何と本作は捨て曲なしの好盤なのでした。1曲目「TOO MUCH IN LOVE」からいきなりキテます。この哀愁美、まさにTOKYO BLADEの再来!本作こそ真にTOKYO BLADEの2nd「闇を裂け」に続くアルバムだ!
疾走系は少ないですが、「SOMEONE TO LOVE」のようなミッドテンポの楽曲を思い出して下さい。ああいう感じの良質で哀愁味たっぷりの楽曲が目白押しなのです。
アランのヴォーカルは相変わらず音程が甘いものの、哀愁のコーラスは絶品。ギターも派手さこそありませんが、ツボを押さえたプレーで貢献。
TOKYO BLADEファンはとりあえず必携の好盤!将軍って名前だけにつられて買ったとしても損はありません。未CD化ですが2ndも結構良いらしいです。CD化してよ将軍様~。

せーら ★★ (2004-03-30 23:49:00)