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P.S.I.H.O.

ロシアンメタルを牽引してきたロシアンスラッシャーのラストアルバムにて4枚目。オープニングから90年代中期の音楽性を引きずるモダン臭に、ロシアにもオルタナ・グランジの波は押し寄せていたのかと驚きます。スタイル的にも癖が強めのロシアンスラッシュ風味よりも、現代的なスタイルを加味させたMegadeth的な要素も強まり、巧みに時代性を取り込んでいます。
このアルバムを最後に解散してしまった為に実情は分からないが、ヨーロピアン調のメロディアスさとグルーヴィーなサウンドの相性は思いのほか上手く融合しており、可能性を感じさせるスタイルに昇華していただけに残念だ。
こういう作風が2,3枚と続くと、スラッシュマニアにはキツくなるが、これも時代の流れだよと妙に納得出来る仕上がりになっているのが面白い。
早々と廃盤&脆弱な流通の為に長らく市場で見かける事はなかったが、今ではダウンロード盤が安価で手に入る時代になりました。これを機にロシアンメタルに触れるのも一興かと思います。
②とか聴くとメロディアスなサビに驚くのだが、変貌した音楽性よりも、やはりダイナミズムに欠ける音質が一番キツイと思う。これもロシアだよなぁ。

失恋船長 ★★ (2019-03-02 10:06:40)


Last In The Night / Escape From Mind
せかせかとスラッシーに疾走する「らしい」スピード・ナンバーな
一方で、その上に乗っけられたVoは愁いを帯びた歌メロを
結構しっかりと追いかけていて、これまでの楽曲に比べると
異色な感じを受けます。いやでもこれはこれでカッコイイのですが。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-12-23 09:36:18)


No Return / Escape From Mind
小気味良いタテノリの疾走感に、
インスト・パートではいかにもロシアのバンドっぽい
荒涼として乾いたメロディが絡み、
「あぁ、SHAHだな」と感じさせてくれる逸品。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-12-23 09:31:28)


Escape From Mind

ソ連初のスラッシュ・メタル・バンドとも言われたSHAH。本作は彼らが‘87~’88年にかけて録り溜めたデモ音源のリ・レコーディングと、未発表曲の各4曲ずつ、計8曲により構成される3rdアルバム。カセットテープのみの流通だったことから入手は困難を極めたという作品で(まぁ「SHAHのカタログで入手が簡単だったモノなんてあんのか?」っつー話ですけども)、今回の正式CD化は快挙と言えましょうや。
本作がリリースされた'94年と言えば、欧米にはスラッシュ冬の時代が到来。誰も彼もがへヴィ&グルーヴィにうねりまくっていた頃合いなれど、遠く極東ロシアの地にはまだその流行の波は到達していなかったようで、ここで聴かれるのは実にオールドスクールなスラッシュ・メタル。堅実な演奏能力を駆って、荒涼たる冷気を撒き散らしながら小気味良く突っ走る、デビュー作のノリを受け継ぐ名曲②や⑦、そして従来型ロシアン・スラッシュにパワー・メタリックなメロディを合体させた⑤といった楽曲を好例に、そのサウンドからはまるで実家のような安心感が漂って来ますよ。
デビュー当初よりもメロディを歌うようになったVoといい、ドヨンとしたイントロから疾走へ転じるOPナンバー①、“MASTER OF PUPPETS”を彷彿とさせる大作曲③の存在といい、整合性を増した本編は結構あからさまにMETALLICAからの影響を感じますが(バンドはプログレ方面からのインスパイアを主張)、どっちにせよクオリティの高さには微塵の揺るぎもないので、全く以て許容範囲内かと。
再び入手困難になる前に、スラッシュ愛好家の諸兄には是非ゲットをお薦めする1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-12-21 23:16:54)


Terror Collection

ロシアンスラッシャーが1992年にリリースした2ndという事ですがマテリアルは1985年から1991年までの音源を寄せ集めた代物?らしくロシアと言う事で確かな情報もつかめずリリースの経緯は分からないと、なんだか微妙な作品ですが出している音はキレのあるスラッシャーご用達の一品。音質は良くないが過激でノイジーな楽曲は殺傷力のあるリフワークを従えスピーディーに迫る姿は荒々しくもありカッコいい。光沢のある質感と欧州ならではの湿り気、そこに切れ込んでくるアグレッション、走るだけではない凝った演出の楽曲も用意、なんとも言えないアングラ臭は漂っているが、メタリカチックな楽曲群は十分な完成度を誇り前作の作風を推し進めた要素もあったりと、過激さと進化の過程を今作一枚で辿る事が出来るのがなんとも面白い。

失恋船長 ★★★ (2016-07-20 17:28:49)


Beware

元々はジャズスクール出身だった、G.Voのアンディ“The Almighty”ガルシアが中心となりバンドを立ち上げる。その下地もあるのかギターはテクニカルで非常に個性的なフレーズを連発、類型的なスラッシュサウンドの中で一際異彩を放っていますね。アイデア豊富なギターを中心に楽曲の構成は、どれもスピード感に溢れており、時折ドラムがヘタる瞬間もありますが、概ね問題なく駆け抜けていくのでスラッシュメタル特有のテクニカルさも体感できますね。

失恋船長 ★★★ (2016-05-31 13:53:43)


Beware

シャー!(挨拶)「ソビエト連邦初のスラッシュ・メタル・バンド」として話題を読んだ3人組が、'88年にATOM H RECORDSからリリースした(テイチクから国内盤も出た)1stアルバム。
昔聴いた時は、トリオ編成、吐き捨て型のハイピッチVo、それに1曲目のタイトルが“TOTAL DEVASTATION”ということもあって「DESTRUCTION影響下のバンド」との印象を受けたのですが、今回改めて聴き直してみたら、歌にしろ演奏にしろ楽曲にしろ、別にDESTRUCTIONっぽさは然程でもなかったなぁ、と。
疾走感自体は大したことないのですが、演奏にはキレがあり、ザクザクと小気味良く刻まれるGリフ、随所で差し込まれるキンと冷えた滑らかなメロディ、そしてタテノリで突っ走るリズムからなるサウンドは、むしろベイエリア出身のその手のバンドに近しい印象。寒々しく底冷えする反面、カラッカラに乾燥しているというプロダクションが、まさしくシベリアの大陸性気候を彷彿とさせ、「おお、ロシアン・スラッシュ!」とエキゾチシズムが刺激されます(?)。
シャープ&メロディックに切り込んでくるGがテンションを高める①、ハジけたBラインに体が動き出す⑤、流麗なG、図太いB、歯切れの良いDsが一体となって突っ走る⑥、冷厳且つ劇的に展開する⑦等、聴き応えのある楽曲が並ぶ本作は、「ロシア産にしては~」等という前置きを全く必要としないスラッシュ・メタルの力作に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2013-01-03 19:07:32)


P.S.I.H.O.

DESTRUCTIONを彷彿とさせるスラッシュ・メタル・サウンドがマニア筋から高く評価され、中古盤も高値で取引されている1st『BEWARE』('89年)に比べ、全くと言っていいほど話を聞く機会がない(中古盤も安い)、ロシアン・スラッシャー筆頭、SHAHが'94年に発表した4thアルバムにしてラスト作。
まぁ正直な話、メロディアスに歌うVoに長尺化が押し進められた楽曲、疾走感が失われグルーヴ重視のビートを叩き出すリズム隊・・・と、90年代の流行に色目を使った内容を聴けばそれもむべなるかなと言った感じなのだが、ところが、最近久し振りに引っ張り出して聴き直してみたら、これが案外に楽しめる事に気付かされた。
音作りや演奏はしっかりとしていること、Gが結構頑張って耳に残るフレーズを紡いでくれていること、そして時代が一回りして、この手の音すらオールドスクールに聴こえるようになったこと等がその要因として考えられるが、取り敢えず、ノリの良さと緊迫感を併せ持った②③、エレアコを上手く取り入れ、ツインGがドラマティックにハモる④、ブラック・アルバムを発表した頃のMETALLICAを思わせる横ノリ・ナンバー⑤、それに本編唯一の正統派スラッシュ・ナンバー⑧辺りが聴けた事で、個人的に購入費の元は取れたように思う。リリース当時は「ロシアにまでモダン・へヴィネス症候群は飛び火したのか」と実感させてくれる資料的価値ぐらいしか見出す事が出来なかったのだが・・・。
但し、SHAH入門編には1stアルバムの方がお薦めなのは言うまでもない。願・再発。

火薬バカ一代 ★★ (2011-04-12 20:25:37)


Beware

ソ連のスラッシャー。89年。
これはいいよ~。
全編通してテンションが落ちない。
みんな演奏うまいし、特にギターが良くてソロもリフもかっこいい。
音質は軽めなんだけど、逆にクランチ感が増してます。
ほんとにこのクランチは良い!
ベイエリアクランチ以上のロシアンクランチです。
知名度と音質はB級だけど中身はA級スラッシュ。
はらしょー!!

GEORGE ★★ (2003-10-10 22:09:00)