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Towards the Blaze of Perdition

妖しくメロディックなブラック一本勝負の作品であるが、
禍々しさと良い意味のキャッチーさを両立しているという面で、この手の第一人者であるWatainにも全く引けを取らないアルバム。
蛇足的なアレンジの一切や過剰なローファイさを廃し、高レヴェルなリフ、リズムワーク、曲展開といった基本要素で勝負していく様が好印象である。
鳥肌立つ様な必殺のフレーズが足りないという個人的な欠点が有る位で、ブラック好きであれば殆ど誰もが多少なりとも気に入るであろう良盤。

気に入り度…9点
おすすめ… Misterium Kliffoth

netal ★★ (2017-07-23 22:42:06)


Towards the Blaze of Perdition

2010年発表の1st。

某サイトではWATAINと同系統のブラックメタルとして、OFERMODやONDSKAPTを差し置いて名前が挙げられていて、「これは買わねば」と思い至り購入したわけですが…これは見事に期待に応えてくれる作品でした。WATAIN同様、メタルとしての重厚感がブラックの邪悪さと結びつき、サタニックな威風へと結びついていくどす黒いブラックメタル。ローファイ音質にも華美なキーボードにも頼らないストロングスタイルのブラックという感じ。

しかしこのバンド、この手のバンドの中でも各要素のレベルが高いんじゃないでしょうか。メロディアスながら甘さではなく、ブラック特有の妖気と邪気を発散するリフといい、威厳のあるドスの効いた中音域がなりと信者を先導するようなアジり系がなりを使い分けるヴォーカルといい、ブラック好きなら即効で引き込まれる魅力がある。楽曲構成も巧みで、特に何かに追い詰められる様な焦燥感を煽る疾走パートや、メロディアスながらサタニックな雰囲気を助長するソロの組み込み方が上手い。

流石に近年のWATAINと比べるとまだ地下臭さは残っていますが、「これがブラックメタルだ!」とでも言いたくなるような音を出してますので、マニアならずともお勧めの逸品。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-01-31 20:55:12)