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SEVEN BELLS (2012年)
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SEVEN BELLS
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解説 - SEVEN BELLS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-01-12 16:13:41)

2012年発表の4th。

作風的には「Antithesis」より続く、メタルとしてのマッシブさ、クオリティの高さがブラックメタルとしての邪悪な黒光りに直結する、威風堂々としたブラックメタルですが…楽曲の質といい邪悪なムードといい、バンドとしても過去最高のものを練り上げてきたのではないでしょうか。個人的には、2012年のメタルアルバムの中でもトップクラスに素晴らしい作品だと思います。

特にこのバンドは以前から「引き」のパートが長く、展開面でクドさを覚える事が少なくなかったんですが…今作ではその使い方も、そのパート自身も更に磨きがかかり、冗長さを全く感じさせなくなった気がします。引きのパートがより魅力的になったことで、楽曲の持つどす黒さは一段と深みを増した印象。威風のある暗黒ブラックメタルをやらせたらこのバンドの右に出るものはいない程だと思う。

メロディの黒さも相変わらず、というより更に強化された印象で、アルペジオでは世界が今にも終焉を迎えそうな破滅感を醸し出し、トレモロには腐った膿が湧き出すような、グロテスクな質感が感じられますね。展開や音質など、メタルとして申し分のない質のある「実体的な」ブラックメタルであるにもかかわらず、暗黒ムードの深さでは一流のアトモスフェリック・ブラックやアンビエント・ブラックを凌ぐレベル。

個人的な好みもありますが、これは現代ブラックの名盤だと思う。ブラックメタルが好きな全ての人に聴いていただきたい素晴らしい作品です。



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