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REGNUM (2005年)
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REGNUM
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解説 - REGNUM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-10-03 17:40:26)

2005年発表の8曲入りEP。
スウェーデンのTotal Holocaustより発売。
演奏時間も30分近くあるので、実質的にはフルアルバム並のボリューム。

定義上、どうしても同じような音になってしまいがちな鬱ブラックですが、このバンドはかなり独特な視点を持って鬱ブラックを解釈してるようですね。とぼとぼと歩くようなテンポのリズムに妖しく眠りに誘うような、妙にクリアなベース、BURZUMの4thを思わせる、しかしもっと弱々しい音色のノイジーなリフ、ノイズ塗れで素の声がほぼ分からない絶叫が絡むスタイル。この手には珍しく、リフはトレモロではなく、平坦にノイズを重ねるようなものがメイン。

鬱ブラックって強烈なマイナスの感情が感じられるものが多いんですが、これは感情を全て吐きつくして抜け殻になってしまったかのような音。ギターの弱々しい音色といいやる気のないテンポといい、聴いているだけで体中から覇気を奪われていくような感じで、鬱ブラック耐性ない人には最早毒にしかなりえない作品でしょう。妙にメロディアスなベースも「もういい。早く休め」と言わんばかりに聴こえてしまいます。

メタルに本来求められるような派手さやエモーショナルさはないですが、テンションがシンクロしたならばかなり安らかになれそうな一枚。自殺一歩手前というよりも餓死一歩手前の無気力サウンド。ラテン語で王国を意味するバンド名からは想像の付かないような音です。



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