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BLOODRUSH (2010年)
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BLOODRUSH
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解説 - BLOODRUSH
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2012-09-13 23:22:24)

アルバム1枚きりで解散したジャーマン・スラッシャーが、パトリック“オリンプ”スカラ(Vo)、マーティン・シーゲル(G)、ピーター“アンガス”モーア(B)、ロベルト(G)とマリオ(Ds)のシュミッド兄弟というオリジナル・ラインナップで再結成を果たし、'08年に発表した2ndアルバム。
デビュー作では、独産ならではの尖がり具合と、米産風味のノリの良さとが同居した、キャッチーなスラッシュ・メタルを聴かせてくれた彼らですが、21年ぶりとなる本作でもそのサウンドはブレることなく健在。
子供の歌声をフィーチュアした民謡風の①から一転、いきなりフルスロットルで爆走を開始する②(極初期に書かれた名曲)で幕が開く本編は、モダンさなんぞには目もくれず、最初から最後まで徹底的にオールドスクールの流儀が貫かれています。それでいてそのサウンドは単なる懐古趣味に堕することなく、Voの歌いっぷり、Gリフの破壊力、しなやかなリズムの切れ味、曲展開のダイナミズム、何れの要素もデビュー作以上にパワフル。
タテノリのリズムが猛然と突っ走る③、緊迫感を伴って畳み掛ける⑥といった荒ぶるスピード・ナンバーのカッコ良さや、ベテランらしい曲作りの上手さが光るメドレー④⑤、6分以上に及ぶ⑧等、そこはかとなくドラマティックで欧州風味漂う楽曲の出来栄えは出色ですよ。
シンガーが多才振りを発揮したアートワークもインパクト大な、WICCAの入門編としても最適な1枚です。



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