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CAPRICORN (2011年)
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CAPRICORN
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解説 - CAPRICORN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. はっちゃん ★★★ (2012-07-25 12:21:23)

見事なサバスっぷり!!

しかも徹底した’70sHRへのオマージュは、彼らの素性を知らないで聴くと間違いなく当時の
バンドと勘違いするはず。洗練とは程遠い下品で汚いHRは、厳密に言うと68~73年あたりの
まだまだルール無用がまかり通っていた時代のHRを思い起こさせます。
この天然の粗暴な感じはFIRE BIRDやSPIRITUAL BEGGARSなんかの猛者でも敵わないのでは?
ドゥームやストーナーとして分類される事もあるようですが、コレ間違いなくハード・ロック。
拒んでもじわじわと鼓膜に侵入してくるかのような不穏で陰鬱なサウンドは強引に例えるならば
勿論BLACK SABBATH。そして無軌道さはATOMIC ROOSTERとかBUFFALO、BUDGIEなんかの雰囲気に
近いような感じがしますね。

薄くトレモロをかけたギターサウンド、トリル多用のプレイは確実にアイオミ・マニアでしょう。
ドラムのツイン・ペダルはちょっと現代的ですが銅鑼がボンゾを想起させます。
ヴォーカルのダブル処理はオジーを意識してますね、絶対。違うとは言わせませんよ。
この人たち若いのに、こんなにニッチな方向へひた走ってしまって将来が心配になります。

しかし、アメリカからこんなバンドが出てくるとは!




2. 失恋船長 ★★★ (2014-08-25 12:59:31)

アメリカはサンフランシスコ出身のドゥーム系のバンドが2011年にリリースした1st。まずは完全に狙った音質にニヤニヤさせらました。モロに70年代風のレイトバックした音像を貫く気合いの入りように惹きつけられますね。初期サバスの世界観だしアメリカならブルーチアーあたりを引き合いに出すとよいのでしょう、沈み込むような重苦しいリフワーク、ベント奏法や、アイオミ風のトリル奏法と好きものにはたまらんプレイを駆使しており、70年代を今風に切り取ったスタイルにお手軽感があり、イマイチ深みに欠ける面もありますが、ブルースを基調とした純度の濃い、あの音は見事に再現されており、泥臭いアンサンブルが醸し出す奥行きの深いリズムプレイは、この手のスタイルとして申し分ない。メロディーラインの分かりやすさも好みだし、だれる事無く聴かせてくれるアレンジ面も良く、キーボードの使い方も実に効果的で楽曲に多彩な効果を生み出しています。速いの分かりやすいの、キャッチーのと見た目も派手に装わない、生っぽい音楽ですが、歳をとるほどに好きになりますね。


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