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SVITJOD (2011年)
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解説 - SVITJOD
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-06-30 20:32:22)

2011年発表の2nd。

ミディアムテンポを中心に、土着性や寒々しさを感じさせる、ペイガン要素の強い叙情トレモロで聴かせる、メロウで悠遠な雰囲気の漂うブラックメタル。ヴォーカルの絶叫が少し遠めで、ギターがややRAWなミックスも、情景的であることに拍車を掛けてますね。時折ヴァイキング的なクリーン歌唱、DISSECTIONにも通じるアコギなども取り入れており、かなりメロディアスな音。キーボードも使うタイプですが、お祭り系の音色を派手に鳴らす事はなく、あくまでアンビエンス重視な使われ方で、ペイガン系としてはかなり落ち着いた感じの作風。

この作品のキモはやはりリフによる情景描写でしょう。時々ヒロイックにすら感じるほど悲壮感やメロウさの強い、強力なフレーズをトレモロで紡ぐパートもあれば、暗雲が立ち込めるように刻み、厚みを出して暗黒性を演出するパートもあり、まるで自然の優しく雄大でありながら、突如として悪意を持って牙を剥くような、人の力の及ばない一面を表現しているかのよう。インパクトの強いフレーズとフレーズの繋ぎの部分が少し弱い感じも覚えなくはないんですが、このジャンルとしては十二分にドラマティックな音と言えるかと。

HELRUNARやNATAN辺りの、メロブラ要素の強いペイガンブラックが好きな方にはかなりお勧め。これらのバンドよりもより落ち着いた、風景を感じられるような音を出してると思います。



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