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PLEASURE & PAIN (????年)
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PLEASURE & PAIN
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解説 - PLEASURE & PAIN
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1. 火薬バカ一代 ★★ (2012-06-14 07:16:25)

デビュー作『WILD ON THE RUN』のセールスがパッとしなかったことからEMIと契約を切られてしまったTOBRUKが、新たにFM REVOLVERとディールを交わして'87年に発表した2ndアルバムにして最終作。
1stアルバムは「初期BON JOVIを愛する英国のバンド」的な作風が独特の味となっていましたが、今回は角が取れて丸みを帯びたモダンなプロダクションに、Gが引っ込みKeyが前に出た音作りといい、良くも悪くもBON JOVIっぽさを薄れさせたサウンドは一気に洗練が進んだ仕上がり。
別にポップになったわけではなく、また、隠しきれない英国人テイストも随所で顔を覗かせてはいるのですが、全体的にメロディからヨーロッパ的な憂いや陰りが薄れていて、初めて聴いた時は「あー、こうなっちゃったか」と思った記憶あり。
目立ちまくりのKeyはそれに見合うだけの良い仕事をしてくれていますし、洗練された楽曲も間違いなく質は高い。キャッチーに躍動する④や、アルバム屈指のハード・チューン⑤、そして前作の作風に最も近しいドラマティックな曲展開が魅力の⑧等は、メロディアスHRファンなら一度は聴いておいて損のない名曲/佳曲と言える素晴しさ。
・・・なのですが、やはり、荒削りだけど思わず目(耳)を奪われる輝きを放っていた前作と比べてしまうと、どうにも堅実にまとまり過ぎていて物足りなさが残る・・・というのが正直な感想でしょうか。贅沢な話ですが。
アメリカン・ロック好きの方の評価が聞いてみたい1枚ですね。



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