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Custom Killing

1987年発表の4th。サブスクに無いので、何とか入手。とにかく入手困難、長年カナダでしか
流通してなかったんじゃなかろうか?緩急は彼らのアルバムで一番ある。正統派パワーメタル
風味?10分強の長さの曲が2曲もある。実験的な作風。音質は難ありだなぁ、ちょっとチープ。
何でもVoのステイスのせいでこんな作風になってしまったようだが・・・正直歌巧くないのに。
このアルバムの不評のおかげで、名作『Violent Restitution』が産まれたんだとか。確かに
あの作品には迷いが無い。

でも2曲目『Shoutout』なんて結構カッコいいよね、まともに歌えてたらもっと評価するのに。
デイブ・カルロのプレイ自体はあいかわらす好きです。リフ職人ぷりが最高ですよね。

cri0841 ★★★ (2024-04-29 15:38:28)


Nowhere Fast / Evil Invaders
歌がいつ始まるのかと思って聴いていたらそのまま終わってしまった。粗すぎるこの演奏でインストかよ、と思わずつっこみたくなります。
でもこの破れかぶれな勢いと、整合感なんて知ったこっちゃねーといった潔さが爽快。
聴いてるとなんか元気が出てきます。トテツモナクヤカマシイ曲。

うにぶ (2022-12-21 21:15:00)


Decibels

元々が解散前に録音されたデモが叩き台になっていると言われる復活作。純粋な新作とは言わないのだろうが、2000年を目前にオールドスクールな感性を纏った作風を世に出した気概は大いに買いだ。
結局は90年代風もサウンドプロダクションが切れ味を損ない分離の悪い音像を作り出している。そのあたりが好悪を分ける最大のポイントだろう、またヴァーカルの処理の仕方もイマイチである。こういう時代に忖度した作風ながらも根幹にある音楽性に変わりは無く、敬意をこめてカナディアンメタルBIG4と呼びたい彼らの復活劇に拍手を送りたい。
まぁこんなもんではないのだが、こういうサウンドメイクをしたことで、どうにもリフが単調に感じる。このバンドの芸のなさが露見した、それは逆の意味で武器だし個性だったのだが、悪い面が際だっているように感じるのがマイナス。
全然悪くないのだが、どうしても引っかかるとダメだ。贅沢な悩みである、この音は間違いなく時代の寵児と持ち上げられ過ぎた新興勢力をぶっ潰すだけの勢いがあるのにね。
それだけRAZORという看板がマニアにとっては重かったという事でしょう。

失恋船長 ★★ (2022-10-10 13:52:29)


Open Hostility

混迷を始めたメタルシーン、メジャーに残るために多くのバンドが方向性を転換する中で、このバンドは、どこ吹く風と言わんばかりに前作のスタイルを研磨、どこか殺伐としていた前作から比較すると埃っぽさが加味されシンガーの持ち味との相性も前作以上にアップ。ドラムが打ち込みという欠点はあるのだが、そういう不満を言うのは野暮ですよと言わせるだけのガッツが全編に漲っており、デイブ・カルロの破壊神の如く暴れ倒すギターが耳をつんざきます。
正直、あの時代に流行ったインダストリアル系なんか聴いている人にはドラムマシーンなんてどうでもよいことだろうし、ある意味、このバンドには、そういう環境すらも味方に出来る破天荒さがある。こういうリズムセクションでしたと納得させるだけにキラーな魅力。ボブ・リードの冷酷さの中にある人間臭い歌声も、テクノロジー恩恵を受けまくった連中とは比較にならない強度があり、スラッシュメタルを唄うに適した人材だった。そしてスラッシュメタルの王道を極めたカルロのソングライティング力も同様に評価したい。
この時代に茨の道を選んだバンドには敬意を表すのだが、今作を持ってバンドは解散。
カルロは裏方に回り、S.F.H.を再始動。カルロがプロデュース(カナダなんであのハリー・ヘスも裏方として参加)してアルバムをリリースとなります。

今作を改めて聴き味気ないリズムマシーンだなぁと感じる場面もある事はあるのだが、それよりも破壊的なサウンドをより先鋭したマシーン的な刻みとして受け取る事も可能、マシーンに粘り着くベースは厭らしい粘着音で、のたうち回り聴き手はその毒気にうなされる。
この数年間変ることのなかった音楽性、似て非なるアイデアを用いてバイオレントな音楽性を積み上げたデイブ・カルロ。RAZORという無慈悲なる好戦的な殺戮マシーンを操り裏街道を爆走していた。怖い音出しているねぇ。

失恋船長 ★★★ (2022-10-08 09:32:08)


Shotgun Justice

ライブシーンでは有名な地下芸人の如く、マイナーレーベルからのリリースという背景がありイマイチ、認知度を上げきれなかったカナディアンスラッシャー。その環境は商業誌との繋がりもなく、この手の音楽に精通する編集者も少なく黙殺されていたRAZOR。ダイハードなメタルファンの間ではプチ話題になった今作だが、やはり流通を言う壁もそびえ立ち手に入らないとマニア泣かせの一枚としても知られる。

彼らのカタログとしてはサウンドプロダクションも揃い音楽的な整合感は増している。本領発揮とも言うべきザクザクと刻まれるシュレッドギター、複雑なリズムを構築するリズム隊も爆裂感を増量、その破壊力満点のサウンドメイクを支え持ち上げている。ある意味、お馴染みの顔を見せるギターではあるが、シングルギターとは思わせないダイナミックなギターサウンドは、見事にビルドアップされた今作の顔となっていますね。
破壊力満点のリズムを従えデイブ・カルロは破壊神の如く暴力的なエネルギーをコントロールしている。個人的にはシープドッグに思い入れがあるわけではないので、ボブ・リードに不満は一切無い。むしろ、彼のチョイハスキーな渋めの咆哮は逆に個性的に耳に残り、より良い刺激へと変換されている。

メタルバブルが弾け、ガンズシンドロームが勃発、スラッシュメタル勢も音楽性の変換を図りだした時代に直面する90年、この作品は時期が悪すぎた。運も実力のうちとは良く言ったモノだ。このバンドは持っていなかったと言える場面が多すぎる。
古典スラッシュメタルを愛する猛者や、興味のあるマニアには、今作は実に聴きやすいアルバムでしょう。

失恋船長 ★★★ (2022-10-08 09:09:27)


Custom Killing

数年前まで聴いたのことのなかった過去のアルバム。周りの評判も悪く音質は最低、音楽性も迷走とらしくないとの評判が大勢を決していた。復刻盤を機にワタクシも向きあうことが出来たのですが、確かに世間の批評も頷ける一枚でしたね。この作品、BURRN!でもレビューがなかったらしく、リリースされていたのも知らないというファンが続出するほどだったと言うのも腑に落ちる展開でしょう。
やはりオープニングから11分、しかも無駄だと思えるイントロ部分なども含め、正直出鼻はくじかれた。
ハイテンションにツッコんでくる突貫スラッシュとも距離を置き、より深みのある音楽性へとシフトチェンジ、パワフルな剛直メタルへとの接近を図りつつも、このバンドらしいスピードはあるのだが、今回は安全運転に努めているの言うのが正直な感想だ。

オリジナル盤を聴いていないので比較は出来ないがリマスターして、この改善点ならばオリジナルはどうだったんだろう?と疑問符が付きまくるのだが、風呂屋で演奏しているのかとツッコみたくなるくらいエコーの掛かったミックス、隣町の盆踊りの音が漏れ聞こえてくような脆弱なサウンドプロダクションに腰砕けである。

看板シンガーのシープドックもやはり控えめ、いつもの常軌を逸した歌声は何処やら、そのテンションの低さは演奏にも繋がり見せ場が少ないです。今回、彼らのインタビューを呼んで、裏事情を知った今、これ以上の不満は吐露しませんが、レーベル側の怠慢には腹が立ちますね。

ある意味、正統派パワーメタル寄りのスタイルになったカミソリ集団。そのキレは大鉈を振り回す凶暴極まりない爆裂な攻撃力だっただけに、大人になりましたで済ませる事が出来るかで評価も大きく分かれるだろうが、個人的には、音質のショボさが視聴する意欲を下げるので、やはり厳しいです。レビューも手が止まりますよ。

最後のインストも絶対にいらないよなぁ。である。

失恋船長 (2022-10-06 00:31:45)


Executioner's Song

記念すべき彼らのメジャーデビュー作。オープニングから自主制作盤が続くのだが、より尖りまくりの③から新生サウンドの幕開けといくのだろう、個人的には頭2曲の掴みで気分は上々、そこから雪崩の如く爆走メタルへと流れるのだが、低予算&厳しいレコーディングスケジュールを想像させる突貫工事サウンドに、もうチョイなんとかならんのかと言いたくなるのですが、メジャー盤と言っても色々ありますからね、バンドとしては少々厳しい思いもあるでしょうが、正直言って、純粋無垢なメタルスピリットは限界点を突破、そのグツグツと沸き立つメタルに対する忠誠心と、生の演奏をパッケージした今作の持つ高潔なる精神性は、テクノロジーの恩恵に頼りまくり、誰が参加したなんて、どうでも良いような今風のメタルバンドなど、イチミリも寄せ付けないオーラが出まくっています。

日頃の雑誌のレビューを中心に音源を漁るキャリアの長いライトリスナーの目には今後も止まることはないでしょうが、今の若い人たちはもっと柔軟に音楽に触れ、知識や情報の入れ方も様々、彼らがインタビューで答えたように、思わぬ形でリバイバルが起きます。
日本で言えば、今、海外のマニアがシティポップにハマりオリジナルのアナログ盤を探す姿がテレ東の番組でも紹介されたりと、サブスクリプションやYouTubeのおかげで、コアなバンドに再度スポットライトが当たっています。

こういうのは既存のメディアでは絶対に不可能だったはず。三流アーティストがサブスク死ねといっていたが、それは、日本人を相手に流行曲を作っていた典型的な一発屋の戯れ言。自肩は強いが売れなかっただけの名品が、必ずや日の光を浴びる日が来るという事を、最新のテクノロジーが若い人中心に掘り起こしたのだから痛快です。

2005、6年くらいからは顕著にリバイバルブームが起きました。ワタクシのような過去にしがみついて音楽を聴くレトロマイスターには、たまらない日々でございます。勿論、Spotifyが教えてくれるメタル系アーティストの95%は知りませんが、それなりの知識があるので、全く困りません。こうして過去と向きあい、今となっては手に入らないような名品に出会えます。
今作など、昨今のメジャーシーンから見れば、バラバラに切り刻まれ屠殺場に捨てられていたようなアルバムだ。一部のマニアが愛で時代錯誤を共有する代物であろう。
それが、ある意味、世界に散らばるコアなメタルファンを再度振り向かせるパワーがあった事に衝撃と共に感動を覚えますね。

信じるモノは救われる。RAZORもそうならば嬉しい限りです。本物が見捨てられるなんておかしな話ですよ。

失恋船長 ★★★ (2022-10-04 06:49:15)


Take this Torch / Armed and Dangerous

メタリカぽさがイイですね
ストレートに打ち鳴らされるスピードメタル
デイブ・カルロのソロもクール

失恋船長 ★★★ (2022-10-04 06:13:40)


Fast and Loud / Armed and Dangerous

アルバムタイトルそのまんまです
それがいいのです
サビで連呼されるタイトル
気がつけばこちらも拳を振り上げFAST AND LOUD

失恋船長 ★★★ (2022-10-04 06:11:31)


Armed and Dangerous
2019年に復刻ものに定評のあるHigh Roller Recordsからデモ音源をプラスして完全体で復活したEP。オリジナルは7曲ですが、半分以上が他のアルバムに収録された関係もあるのか?はたまた自主制作の壁もあったのか、正式な形での復活は嬉しい限りです。

まず冒頭から驚きます、SE的な役割を果たす2分チョイのミドルで幕開け、そしてスピード命でツッコんでくるのかと思ったら、以外とオーソドックスはストロングスタイルのメタルサウンドを展開、初期衝動を煽りまくる小細工無用の暴走ロック、それは次作とは異なるテイストなれど、スラッシュメタルの雛形となるようなスピードサウンドも聴かせるだけに、今作の立ち位置は歴史的な観点からも興味深い内容になっています。MOTORHEADよろしくなハイテンションサウンド、そして同郷のEXCITER等にも通ずるド派手は爆走メタルに心も躍ります。

新しい何かを生み出そうとしているバンドの気概、自主制作盤としては十分に期待値をクリアーする内容でしょう。また、ハイピッチに喚き鈍重な刃物を振り回すアクロバティックメタルが苦手という人には、まずかここから耐性をつけて欲しいくらいです。

誤解を恐れずに言えばメタリカだって演奏は下手な部類に入る。このアルバムを聴いて稚拙な面が無いと言えば嘘になる。しかし、そういう荒削りさを見方につけ、絶妙なコントロールの下、スピーディーかつハードで獰猛なロックサウンドをかき鳴らす姿に焦がれますね。

失恋船長 ★★★ (2022-10-04 06:09:59)


Take this Torch / Armed and Dangerous

ブチ切れVoにカミソリG、猪突猛進のリズムと三拍子揃った
RAZOR屈指の名曲。1st収録バージョンと聴き比べると、
EPバージョンの方が比較的Voがメロディを追っていて
前者が完全にスラッシュ・メタルなら、後者はその一歩手前の
スピード・メタルといった趣き。まぁどっちも最高なんですけどね。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-09 00:01:34)


Armed and Dangerous
カナダが誇る「スラッシュバカ一代」RAZOR。長らく彼らのカタログ中において最も入手困難な状態が続いていた(但しリプロ盤は結構出回ってた)’83年発表の7曲入りデビューEPが、未発表のデモ音源をボーナス・トラックとして追加収録し、リリースから35周年を記念して待望のオフィシャルCD化ですよ。こいつぁ目出度い。
そういやANTHRAXも同タイトルのEPを制作していましたが(リリースはこっちのが先)、そのANTHRAX含め、他のスラッシュ第一世代バンドのデビュー作の多くがそうであったように、本作もまたNWOBHMからの影響が色濃く滲む内容に仕上がっています。
プロダクションの質には厳しいものがあり、またミドル・テンポの楽曲による本編の幕開けや、メロディを追っている(歌っている)Voの歌唱を始め、RAZORの名を聞いて想起するようなスラッシュ・メタルの権化たるサウンドとは未だ結構な開きがある――半数の楽曲は1stでリメイクされるのですが、明らかに仕上がりのテイストが異なる――ものの、デイヴ・カルロのカミソリ・ギターの刻みっぷりといい、HMの範疇からはみ出し気味のテンションの尋常ならざる高さといい、次作以降に全面開花するスラッシュ・メタル・バンドとしての萌芽もここには確実に息衝いています。何よりHMに対するパッションが溢れ出す楽曲が単純にカッコイイ。特に現在でもライブのクライマックスを盛り上げる“TAKE THE TORCH”は、RAZORらしいササクレた突撃精神と正統派HMのエッセンスが溶け合った、この時期の彼らならではのスピード・メタリックな名曲ですよ。
入門盤にするにはちと厳しいかもしれませんが、RAZORファンなら一聴の価値ありな作品なのは疑う余地なし。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-06 00:57:50)


Executioner's Song

サクセスとか、世間の流行り廃りとか、そういった世俗的事象には一切無頓着のままに、HR/HMシーンの裏街道を爆走し続けたカナダのスラッシュ・メタル番長、RAZORが’85年に発表した1stフル・アルバム。
トラッシーなジャケット・イラストといい、そこいらの公民館を借りてテレコで一発録りしました的プロダクションといい、突貫工事感が半端ない本作はハッキリ言ってチープ(尤も、この時期のスラッシュ・メタル・アルバムは多かれ少なかれそんな感じでしたけど)。リズムガン無視で強引にシャウトを捻じ込んで来るステイス“シープドッグ”マクラーレンの金切Voから、演奏がズレようが走ろうが「細けぇことはいいんだよ!」とばかりに突進を繰り返す楽器隊まで、ファイト一発!なラフさ加減に濃厚に息衝くのは、スラッシュと言うよりもパンキッシュなクソッタレ・スピリッツ。しかしながら昔は呆気に取られたそうした部分にこそ、今聴き返すと逆に轟々とメタル魂を燃え上がらされてしまうのが不思議でして、特に一心不乱にGリフを刻んで刻んで刻みまくるリーダー、デイヴ・カルロのリフ・カッター無双ぶりが痛快な“TAKE THE TORCH”なんて、鳥肌モノの名曲ですよ。
現代の感覚からすれば、もはや特別速いわけでもアグレッシブなわけでもない音かもしれませんが、しかし、ギアの壊れた自転車をそれでも猛然と漕ぎ倒すかのような、この鬼気迫る前のめりっぷりはやはりスペシャル。並のエクストリーム・メタル・バンドなんぞ足元にも寄り付かせない、破れかぶれなテンションの高さが痛快極まる1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-01-12 00:32:19)


Shotgun Justice

1990年発表の6th。RAZORの最高傑作と言えば前作の『Violent Restitution』
だと思うが、ライブ盤を聴いてこのアルバムからの曲が素晴らしいと感じ、再度
聴き直してみた。今作からヴォーカルがボブ・レイドに交替している。
初代ヴォーカルのステース "シープドッグ" マクラーレンは良くも悪くもハチャメチャな
歌い方でw後任のボブ・レイドは随分マトモな人選だなと感じた。吐き捨て型だが、随分
コントロールされた歌い方をする。怒りの表現は見事だが、リズム感が抜群でw多分
スラッシュメタル畑では相当テクニック有る方かも。リズム隊も相当安定感あり、音楽
として上質になった。デイブ・カルロのギターの刻みは相変わらず鬼神懸かった凄まじい
ものだが、これだけ暴力的なサウンドでありながら、前作に比べ随分整合性がアップした
感あり。曲も『Miami』『Shotgun Justice』等は名曲。DARK ANGELはザラッとした
邪悪な雰囲気に暴虐のスピードって感じだけど、こちらはスピードは劣らずだが、どこか
健康的なw雰囲気がある。リフの輪郭がはっきりしたRAZORの方が個人的に好みかな。

間違いなく名盤だとは思うのだが、長年廃盤だったのと、スラッシュメタル衰退時の
1990年発表なので、マニア以外には未だに正統な評価を得られてないのでは?
現在はジャケ絵が若干格好良くなったリマスター盤が出回ってます。
それにしても『Shotgun Justice』とは格好良いアルバム名だ!ワタシのような後追い
スラッシャーは是非とも聴いてみて下さい!

cri0841 ★★★ (2016-12-15 23:05:16)


Open Hostility

彼らの7枚目。ボブ・レイド(Vo)、デイブ・カルロ(G)、ボブと一緒にSFHにいたジョン・アームストロング(B)、ロブ・マイルズ(Ds)という編成で制作されたアルバム。レコーディング時にロブが足の怪我をしていたことから、デイヴがドラムはプログラミングした模様。

初期の頃のMOTORHEAD直系の疾走スピード・スラッシュに近いのだが、さすがに当時に比べると演奏力も上がっており、刻み倒すリフと前ノメリのドラムという従来のスタイルがさらに磨きぬかれた作品。一方でドラムがあまりにもカッチリしすぎてしまい、初期の破天荒さが薄れた作品でもある。ただ、力押しで疾走するサウンドは初期カナディアン・スラッシュの血脈を守った素晴らしいもの。リズムの噛み合せが良過ぎて逆に違和感がある不思議なアルバム。

でぃー ★★ (2011-12-11 10:59:23)


Open Hostility

RAZORのアルバムは全部持っていると言いたいけど、このアルバムだけ持っていないし、入手も出来ないみたいだけど、レビューなんかを見ていると聞きたいアルバムだあ~。
2010年6月17日

メタル・キング ★★ (2010-06-17 00:57:00)


Decibels

これしか聴いてないんですが、これは文句なしに素晴らしい出来なのでは?
機械のようなリズムを刻むドラムと、切れ味抜群のリフ。ボーカルも
カッコイイ。曲調は明る過ぎず、暗すぎず。教科書的なスラッシュ、
なかなかドラマチックで、メタル好きなら絶対ハマるハズ。音質は良好で、
インダストリアル風で非常にソリッド。常に金属片を背中に押し付けられてる感じ。
他のも是非とも聴いてみたい!

cri0841 ★★ (2008-12-20 20:13:00)


Shotgun Justice

ボーカルがBob Reidになって勢作された6thアルバム。
ヒステリックなシャウトをする前任ボーカルも好きだったのだが、このボーカルもかなり好きだ。
前作に比べ、ガッシリとした安定感を感じるが、スリリングな展開と怒涛の疾走っぷりは相変わらず。
音的にはやや昔のRAZOR(~4thあたりの…)に戻っている感じであり、古参のファンもボーカルが気に入ればこの作品も外せないアイテムとなるはず。

noiseism ★★ (2005-07-25 21:53:00)


Custom Killing

4th。
相変わらずRAZOR節を感じられるし、裏でビコビコ鳴っているベースも心地よい。
個人的にこのサクサクカリカリした軽~いリフはそんなに好きではないのだが、この頃の音には合っている。
次作のどこか粘り気?の感じられるリフのほうが好みだからそう思うのかも。
RAZORファンなら、スラッシュへ移行しつつあるRAZOR(といっても、この段階でも結構スラッシュっぽい)を感じられるので、やはりこれも重要な作品でしょう。
…結局ファンにとって、彼らには「聴かなくても良いアルバム」なんてないんだな…。

noiseism ★★ (2005-07-25 21:48:00)


Executioner's Song

84年発表のデビューEPは聴いたことないですが、この1stはかなり優秀な作品だと思います。
正直なところB級だがとにかく勢いに任せたハチャメチャな疾走スラッシュを堪能できます。noiseismさんのおっしゃる「先走りっぷりの素晴らしいボーカル?」も強烈ですぜ。
当時のカナディアンスラッシュ勢は魅力的なバンドが多いですが、このバンドもその中の一つです。
あのジャケットは……芸術ですか!?(笑)。2ndの方が大分マシな気が……

すりっぷのっと ★★ (2005-07-01 20:56:00)