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TORTURMANTRA (2010年)
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TORTURMANTRA
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解説 - TORTURMANTRA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-06-06 14:48:49)

2010年発表の2nd。
4曲目ではSHININGのKvarforth氏がゲストヴォーカルで参加。

ブラック特有の黒く塗り潰すようなリフの音色と、ミディアムテンポで自然と体が動くようなパート中心のリズムを組み合わせ、邪悪なグルーヴを演出しつつ、サタニックな黒く爛れたメロディのトレモロで止めを刺すような、起伏に富んだブラックメタル。疾走パートも全力でカチ込む部分より、聴いてて気持ちの良い疾走感を感じるような部分が多く、邪悪ムードも重視しつつ、聴き心地の良さがかなり重視されている印象ですね。

ヴォーカルは常に裏返る寸前くらいの、かなりマジな絶叫で、息を吸い込む音が嗚咽のように聞こえたりする箇所もあり本気度高め。4曲目のKvarforthによる、カルグラに通じる低音唸りから、鬱系のネガティブ絶叫までこなす、ジャンルのトップクラスの抑揚スキルを持ったパフォーマンスとは好対照。流石にKvarforthと比較すると表現力に差がある感じはしますが、一心不乱で鬼気迫る感じは素晴らしいと思う。

個人的にはデスメタル化したAETERNUSよりも好みの音ですね。音は分離が良く、各パートの音はしっかり聴こえるものの、やや薄め…なんですが、それが曲調とも合ってて、逆に心地良かったり。ラストの、後味の悪い締め方もグッドです(笑)。



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