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FLAMES OF HATRED (2010年)
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FLAMES OF HATRED
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解説 - FLAMES OF HATRED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-05-06 22:01:40)

2010年発表の1st。
ぶっちゃけ、ジャケがWATAINっぽくて目に付いた…という理由(加えて、韓国の有名レーベル、Misanthropic Artから出てることや、中古で安かったこともあったけど)でレジに持っていてしまいましたが、これがなかなかの好盤で大満足。

作風としては、RAWな音作りを身上としつつも、2ビート疾走と邪悪トレモロによるプリミティブな展開だけでなく、オールドスクールでダーティな展開やミディアムでペイガン風の土着的な力強さを感じる展開などを盛り込んだ、バラエティに富んだブラックメタルという感じ。空間的なアルペジオや儀式的なリズムを用いた邪悪なムードの演出、この手には意外なベースソロを取り入れた曲もあったり、邪悪さをキープしつつ色々なアイデアが込められてる印象。

しかし個人的に感心したのは、RAWさを演出する音作りの上手さ。ギターは粗い音ながら、ノイズ質が変に前に出てくることなく、しっかりフレーズの邪悪さを際立てているし、ドラムはカッチリした音ではないものの、響きが良くブラック特有の陶酔感を増してくれてる感じ。モダンな重さとは無縁の音作りですが、ベースが結構前に出ているため、意外に骨の太い印象があるのもグッド。また、曲によってメロディの傾向は違いますが、特に陰湿系の邪悪メロのセンスが素晴らしく、音作りとも相俟ってプリブラ的なパートは作品内でも非常に魅力的に聴こえます。

WATAINに似ているジャケに目が行ってしまうくらいブラックメタルを聴いてる人なら、間違いなく楽しめる作品なのではないでしょうか。ジャケ買い上等な良質のブラックメタルです。



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