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ENVOY OF LUCIFER (2007年)
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ENVOY OF LUCIFER
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解説 - ENVOY OF LUCIFER
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-04-13 19:29:51)

2007年発表の4th。

NECROPHOBICとDISSECTIONという、メロブラでも代表格のバンドと人脈的な繋がりがあることもあって、ブラックとスラッシュの中間的な音楽性のバンドとしてはかなり知名度の高いNIFELHEIMなんですが、何故か今まで聴くのを先延ばしにしてしまってました…。これを聴き、もっと早く聴いておけば良かった…と後悔。無茶苦茶かっこいいですよ、これ。

前述したように、早い話ブラックとスラッシュを掛け合わせたスタイルではあるんですが、その各ジャンルからの様式の取り入れ方が実に私好み。まずヴォーカルは、基本的にはブラックメタル系の太く邪悪ながなり声ですが、吐き捨てのキレの良さ、リズムの良さはスラッシュ譲りでこれがまずかっこいい。曲によってはAttila Csihar系呪詛ヴォイスを重ね、邪悪さを増すようなヴォーカルワークを取り入れてるのもいいですね。

曲の方も動きの多く、ブラックの寒々しさとは少し違う、ギラついた感覚の強いメロディを伴うリフ、ギターソロを多く取り入れた曲作りなどスラッシュの要素強めながら、所々で真性ブラック並の邪悪さやブルータリティが顔を出すのが素晴らしい。熱さと邪悪さを迸らせるように疾走するこの音を聴いて、滾るものがない…なんてことはブラック好きなら無いはず。プロダクションも軽過ぎず篭もってもおらず、洗練され過ぎずで非常に気持ち良く聴けます。

これからブラックメタルの各サブジャンルを漁ろうとする人に、スラッシュ寄りのブラックの代表格として聴かせても良い位の素晴らしい作品だと思う。ギラついたメロディが多いことから、スラッシーなメロブラとしても楽しめる、本当に良いアルバムですよ。



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