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DRACHENBLUT (1998年)
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DRACHENBLUT
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解説 - DRACHENBLUT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-03-27 00:43:01)

98年発表の2nd。
現在は廃盤ですが、「幻魔大戦」というタイトルで日本盤も出ています。

ジャケや裏ジャケを見ると、コープスペイントを施したイカツイ野郎共が5人も並んでいて、いかにも邪悪で過激な音楽を想像してしまいますが…実際はかなりクサ方向に傾いたシンフォニックなブラックメタルで、この手でもかなり聴きやすい音。バンドサウンドを抑え気味にし、キーを前に出した音像はアトモスフェリックな感触も強いですが、この作品はアンビエンスよりも、仄暗く美しいメロディの強さを武器としたドラマティックな展開が持ち味になっている感じですね。

この作品は、ドイツの文学作品「ニーベルンゲンの歌」を下敷きとしたものらしいですが、ブラックメタルとしての反キリスト的立場からこの題材を選んだというよりは、純粋に作品のドラマ性を表現したかったんじゃないでしょうか。邪悪さよりも劇伴音楽のような大仰さの方が大分強いんですよね。個人的には、初期CRADLE OF FILTHの物語を下敷きにしたドラマ性と、初期DIMMU BORGIRの攻撃性よりもムードに重点を置いた音作りを合わせたような作品という印象を受けました。

ぶっちゃけジャケのような邪悪さはあまり感じられませんが、キーボード主体のドラマティックなメタルが好きであればかなり楽しめる作品かと。暗く、美しく、フックのあるキーボードメロはなかなか良い感じですよ。



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